長崎県立佐世保工業高等学校(長崎)
集合写真(長崎県立佐世保工業高等学校)
恐怖の連続ティーバッティングで恐怖の打線になる夏
長崎県立佐世保工業高等学校は、長崎県佐世保市に所在する長崎県で一番歴史が長い公立の工業高等学校。夏の選手権大会には4回の出場、春の選抜大会には3回出場をしています。
現在の野球部は3年生19人、2年生20人、1年生31人、マネージャは在籍していなく総勢70人で活動しており、放課後の練習時間は、16時から20時まで山の中にある野球部専用のグラウンドで日々練習に励んでいます。そんな佐世保工の名物練習は、冬に行われる「恐怖の連続ティーバッティング」です。この恐怖の連続ティーで洗練されたスイングスピードが完成され、重く速い球にも打ち負けない力を身に付けていきます。「秋は初戦敗退だったもの、この恐怖の連続ティーで勝てるチームになってきた」と主将の城島 丈一郎選手は手応えを感じています。
城島丈一郎(長崎県立佐世保工業高等学校)
城島選手に今年のチームのウリを伺ったところ、「打線に切れ目がない、足を使っての攻撃、チームを勢いづけるピッチング」この3点を挙げてもらいました。また、チームのキーマンについては、宮本 涼雅選手と野元 浩輝選手を挙げてくれています。「宮本は、チャンスでランナーを返すバッティングをし、野元は、絶対的エースであり、ピッチングでチームに勢いをつける」と城島選手。野元選手は、プロも注目する本格派右腕で、ストレート最速は146キロを誇ります。打撃面でもクリーンナップに座る佐世保工の投打の中心です。
春の大会、NHK杯長崎県大会では、甲子園出場校の創成館と対決し惜敗してしまいましたが、互角な試合を展開しチームの意識はさらに高まりを増したそう。城島選手は「ここぞという場面での1本が出なかった」と夏に向けての課題を語りました。最後の夏について尋ねると、「甲子園に絶対行きます!」と36年ぶりの夏の甲子園出場へ向け決意を固めていました。
甲子園で一つでも多くの校歌を
左から宮本涼雅、野元浩輝(長崎県立佐世保工業高等学校)
ここからは佐世保工の副主将の二人である宮本 涼雅選手と野元 浩輝選手にお話を伺いました!
Q. まず、お二人にとって高校野球の魅力は何ですか?
宮本 涼雅(以下「宮本」):負けたら終わりの一発勝負のところです!
野元 浩輝(以下「野元」):試合に出てる人や、ベンチ、スタンドが一体になれるところですね。
Q.野球の醍醐味ですね!そういう思いをぶつけて対戦したい高校などはありますか?
宮本:秋の大会で負けた海星です
野元:僕は、長崎清峰です。中学校の時から対戦した選手が活躍をしているからです。
Q. その思いを思いっきりぶつけてください!ところで、夏の大会で自分のここを見てほしいところはありますか?
宮本:冬に鍛えたバッティングを見てほしいです。
野元:ピッチングに是非注目してほしいですね。
Q. 存分に発揮してください!それでは、最後に夏の大会へ向けての意気込みをお願いします。
宮本:甲子園で校歌を歌います。
野元:県ナンバー1を取ります!
宮本 涼雅選手、野元 浩輝選手ありがとうございました!悔いを残さない夏にしてください!
[page_break家族、友人、先生方、そして監督、コーチ、全ての人たちと共に、夏の頂点へ]家族、友人、先生方、そして監督、コーチ、全ての人たちと共に、夏の頂点へ
■大平 好海部長に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。また、夏に向けてはどんなチームを目指しましたか?
野球に対する意識改革に取り組み、一冬、体力づくりや打撃強化に取り組みました。絶対的なエース野元がいることが大きな強みです。夏は打ち負けない野球を目指します。
Q. 野元選手のピッチング期待しています。最後に、夏に燃えるチームへ向けてメッセージをお願いします!
この3年間のすべてを白球にぶつけろ!戦うのは20人だけではありません。部員70人だけでもありません。君たちを支えてくれた家族、友人、先生方、そして監督、コーチ、全ての人たちと共に、夏の頂点を目指そう!
大平 好海部長、そして佐世保工業高校野球部の皆様ありがとうございました!夏の活躍を楽しみにしております!
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