Column

福岡県常磐高等学校(福岡)

2016.06.25


集合写真(福岡県常磐高等学校)

全国に「常磐」の名を轟かせる

 福岡常磐高等学校は、福岡県北九州市小倉南区志井に校舎を置く私立高等学校。主な卒業生で、元プロ野球選手の城戸 則文選手や、小野 一也選手などの卒業生を輩出しています。

 現在、野球部は3年生11人、2年生15人、1年生21人、マネージャー5人の計52人で活動中。平日は朝練から始まり7時から8時15分まで、放課後は16時から20時までと夏に向けて練習漬けの日々を送っています。その常磐の名物練習は、冬に徹底的に行うサーキットトレーニングとウエイトトレーニング。この厳しい冬を超え、夏に闘える体力をつけてきました。

 福岡常磐は新チームがスタートした当初、あまりチーム状況は良くなかったそうです。しかし、無事大会にも出場し、そこからチームとしての意識が変わっていきました。その福岡常磐を支えてきた主将の白石 光輝選手に今年のチームのウリについて伺うと、「安定した投手陣、接戦を制す野球、多様な戦術」の3つを挙げてくれました。チームのキーマンについては、捕手を務めている中野 佳伸選手を挙げ、「中野は、盗塁は必ず阻止する肩力を持っている。そして中野が打てば、チームに勢いが来る」と期待を寄せていました。

 の大会を振り返ってもらうと、「練習でしていることを試合で発揮することが出来ず、ミスが重なってしまう試合となりました。これを機にさらに自分たちの練習態度を見つめ直す、いいきっかけになりました」と悔しさの中に前向きさが窺えました。夏に向けては、「地区大会では準優勝であと一つだったので夏は、優勝して甲子園に行き全国に“福岡常磐”の名を轟かせたい」と熱く語ってくれました。

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[page_break:今までの感謝を結果で示す夏にする]

今までの感謝を結果で示す夏にする

左から主将・白石 光輝、副主将・橘 晃弘(福岡県常磐高等学校)

 ここからは福岡常磐の主将白石 光輝選手に加え、副主将の橘 晃弘選手にお話を伺いました!

Q. 最後の夏になりますが、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?

白石 光輝(以下「白石」):自由ケ丘小倉希望が丘と対戦したいですね。負けたままでは終われません!
橘 晃弘(以下「芦原」):僕は引退までに飯塚と対戦して、自分が投げた昨年のの雪辱を晴らしたいです。

Q.その悔しい思いをぶつけてください!さて、夏の大会で注目してほしいところはどこですか?

白石:ファーストストライクの思い切りの良いスイングを注目してほしいです。
橘:自分の2年間の成長を見てほしいです。

Q. 目に焼き付けて見たいと思います!ところで、お2人は高校野球のどんなところが魅力だと思いますか?

白石:自分が活躍して勝利した充実感、勝った時の喜びや負けた時の悔しさをチームメイト、自分たちを応援してくれている人全員で分かち合えるところが魅力的です。
橘:真剣勝負ができるところです!

Q. 最後までその気持ちを大事に頑張ってください!それでは、最後に夏の大会へ向けての意気込みをお願いします。

白石:今までの悔しい思いをこの夏ですべて晴らしたいです!この仲間と夏で笑いたいです。そして甲子園に行き勝ち進んでいきます!親にも勝利をプレゼントして、今までの恩返しを結果で示します!
橘:選手1人1人が悔いの残らない夏にします!

 白石 光輝選手、橘 晃弘選手ありがとうございました!最高の夏にしてください!

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[page_break人生で輝きのある今を大切に]

人生で輝きのある今を大切に

磯口 洋成監督に質問!

手前からピッチャー橘、黒田、作本(福岡県常磐高等学校)

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。

体力、精神力の強化を図り守備を重視しました。攻撃力に弱さが残るが接戦に強いチームになってきたと思います。

Q. 粘り強い野球を見せてください。最後に、夏に燃えるチームへ向けてメッセージをお願いします!

自分の可能性を求め夢を諦めず、強い精神力を持った若者に育ってほしいです。高校生は完成されたプレーヤーではないのでまだまだ伸びる可能性を秘めています。人生で一番輝きのある今、この時を大切にしてもらいたいです。

 磯口 洋成監督、そして常磐高校野球部の皆様ありがとうございました!夏の活躍を楽しみにしております!


今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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