茨城県立水戸第一高等学校(茨城)
集合写真(県立水戸第一高等学校)
青春完全燃焼!
茨城県立水戸第一高等学校は、茨城県水戸市三の丸三丁目にある学校で、県内では最古の歴史を持つ伝統校でも知られています。甲子園には、旧制中学時代を含め過去3回(1929,1930,1954年)出場しており、OBには西鉄黄金時代を支えた玉造 陽二(元西鉄ライオンズ)や、学生野球の父と称されている飛田 穂洲、桑名 重治(元東映フライヤーズ )、石井 連藏(元早稲田大監督)などと、偉大なプレーヤーたちの名が並びます。
現在の野球部は3年生10人、2年生16人、1年生10人、全36人で活動しています。主将を務める市村 悠大選手はこのチームのウリについて、「バッテリーを中心とした守備からリズムを作っていくことと、一人一役、適材適所でチーム一丸となって戦うこと」だと言います。また、このチームのキーマンについて、3年生捕手の早船 祥希選手を紹介していただきました。「捕手というボジション柄、とても元気のある選手です。また、配球でも投手陣を引っ張ります。」と市村主将。また、三塁手の皆藤 駿之介選手について、「チームの精神的支柱で、プレーだけではなく背中でも引っ張っていってほしいです。」と、夏の大会での活躍を期待している様子でした。
秋の大会(試合レポート)が終わってからは、一週間ミーティングを大事に行ったという市村主将。ミーティングでは、「自分たちの課題や目標を明確にして、冬の練習を行うことができました。」しかし迎えた春の大会でも、秋の大会と同様サヨナラ負けという悔しい結果に終わってしまいました。「能力が自分たちより上のチームでも、十分戦えるということがわかり、それが収穫になりましたが、試合終盤に失策から逆転を許し、勝負強さや粘り強さが足りなかったというのが課題となりました。今後は終盤に力を発揮するために体力をつけ、勝負強いチームになっていきたいです。」と春の大会を振り返る市村主将。
夏の大会へ向けて意気込みを伺うと、「秋、春とどちらもサヨナラ負けという悔しさを最後の夏に晴らします!チーム一丸となって貧欲に勝利を追い求め、『青春完全燃焼』します!」と力強く語りました。
水戸一旋風を巻き起こす!
皆藤駿之介(県立水戸第一高等学校)
ここからは水戸一3年生の捕手早船 祥希選手と三塁手皆藤 駿之介選手にお話を伺いました。
Q. 高校野球の魅力を教えてください。まずはチーム1の元気番長、早船 祥希選手から!
早船 祥希(以下「早船」):はい!仲間と共に白球を追いかけ、敗北の悔しさも勝利の喜びもすべて分かち合えるところです。
皆藤 駿之介(以下「皆藤」):僕にとっての高校野球の魅力は、一球を追いかけ、一球に喜び、一球に泣く。ただ実力では表せない、見えな力が大きいところです。
Q. そうですね。それを感じることができるのは高校野球をやっている人たちの特権ですよね。この夏注目してほしい自分のプレーはどんなところですか?
早船:扇の要という、チームの守備の中心ととなるポジションと、投手を活かす配球に注目してほしいです。
皆藤:プレーだけではなく、立ち振る舞いと背中から、自分の『想い』を感じてほしいと思います。
Q.プレー以外にも注目ですね!ところで、引退までにリベンジしたい高校はありますか?
早船:今春の愛媛遠征で敗北を喫した、今治西にリベンジがしたいです。
皆藤:僕は、そのときに敗北した川之江ともう一度対戦して、次は絶対勝ちたい!
Q. リベンジが叶うといいですね。それでは最後に、夏の大会へ向けての意気込みをお願いいたします!
早船:春の悔しい敗戦の後、「夏に見返してやる!」という思いで再度基礎から徹底的に鍛え上げてきました。下剋上をして水戸一旋風を巻き起こします!
皆藤:去年の夏、何も発揮できないまま終わってしまった悔しさをバネに、一から野球と向き合ってきました。ここまで来たらやるべきことをやるだけ。人事を尽くして天命を持つ思いで全力を出し切る!
見どころは一蓮托生のチームワーク
■竹内 達郎監督に質問!
Q. 新チーム結成以降、どのようなチームを作り上げてきましたか?
試合に向かうナイン(県立水戸第一高等学校)
新チーム発足当時、レギュラーメンバーの大幅入れ替えに伴って、キャッチボールを始めとし、いわゆる基礎固めに多くの時間を費やしてチーム作りに励んできました。投手を中心としたディフェンス力の優れたチームとして夏の大会を一戦ずつ勝ち抜いていきたいです。一蓮托生のチームワークが見どころです。
Q. 竹内監督から、監督のもと夏に頂点を目指す選手にメッセ―ジをお願いします。
高校野球の集大成、一刹那正念場と思い戦おう!
竹内 達郎監督、ありがとうございました!そして、36名の水戸一野球部の皆さんありがとうございました!みなさんにとって最高の熱い夏にしてください!
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