第54回 全国区の常総学院を霞ヶ浦や明秀日立が追い、土浦日大も復活で混戦【茨城・2018年度版】2018年03月11日

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【目次】
[1]茨城県の流れを変えた常総学院
[2]明秀日立、土浦日大、霞ヶ浦など第二集団は混戦状態に
[3]水戸商、藤代のほか、一高、二高がつく公立校の躍進の存在も見逃せない

水戸商、藤代のほか、一高、二高がつく公立校の躍進の存在も見逃せない



取手一ナイン
 

 県内構図としては、常総学院の登場までは、竜ヶ崎一水戸商の両校が歴史的に大きな流れを作っていた。

 竜ヶ崎一は県南地区では土浦一に続く進学校でもあるが、野球部は「竜一ファン」という人に支えられ、練習試合でも多くの人がネット裏に詰め掛けてくる。ところで、竜ヶ崎一の校歌は、旋律は旧制一高の寮歌『アムール河の流血や』と同じで、かつて日清日露戦争で日本陸軍が歌っていた『歩兵の歌』こと『万朶の桜』とも同じ旋律である。これも、オールドファンから人気のあるもう一つの要素といってもいいであろうか。このところ、やや低迷感があるのはいささか寂しい。

 旧制中学系の甲子園ということでいえば、竜ヶ崎一が圧倒的に多いが、高校野球の父といわれている飛田穂洲の母校・旧制水戸中学、現在の水戸一を忘れてはいけないであろう。早稲田大の監督として大学野球に貢献した石井連蔵もOBである。この水戸一のライバル校が土浦一ということになる。

 一方の雄としての水戸商は豊田泰光、大久保博元、最近では井川 慶(阪神など)がいる。地元では「水商(スイショウ)」と呼ばれて親しまれている。地元のブルーカラーの人気校といっていいだろう。ユニホームは明治大学によく似た襟のついたもので、胸文字も「M」が大きく書かれた筆記体で、これも明治っぽい。そのせいかどうか、大学は明治へ進む選手が目立つ。内野の守りのよさは毎年定評があり、玄人受けする野球で県内の人気では一番だろう。

 1999年春のセンバツでは準優勝を果たして茨城県は常総学院だけではないことを示した。その水戸商を率いた橋本實監督が定年後、水城へ異動。水城はこれで強化され10年夏と11年春に甲子園出場を果たしている。

 公立勢力としては、現在は千葉県の専大松戸で指揮を執る持丸修一監督が率いた藤代なども01年、03年と春の甲子園にも出場し、野口祥順(ヤクルト)、鈴木健之(横浜)に楽天の美馬学とプロ入り選手も送り出している。その後を引き継いだ菊地一郎監督も14年夏に甲子園へ導いている。

 県で最初の全国優勝を果たした取手二の現在はどうかというと、一時は部の存続さえ危ぶまれる部員不足という時代もあった。それでも、OBたちの尽力もあって徐々に復活の兆しで、関東大会にも復活を果たしている。

 ところで、茨城はこの取手に限らず、一高、二高とつくところが多い。原則的には、一高は旧制中学の流れを汲む元男子校で二高は女子校というのが多い。だから、一高と名乗るところは、いずれも地域では進学校として地元の人気も高い。下妻一太田一水海道一なども伝統校である。

竜ヶ崎一日立一など野球が実績を挙げている名門も多い。日立一は15年夏には決勝進出で注目された。また、16年春には石岡一が準優勝を果たして、関東大会に進出した。水戸桜ノ牧取手松陽なども元気で、茨城県の公立校健在ぶりを示して気を吐いている。実業校では水戸商に続いて日立商総和工なども健闘している。

(文:手束 仁

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常総学院 【高校別データ】
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日立一 【高校別データ】
藤代 【高校別データ】
水海道一 【高校別データ】
明秀学園日立 【高校別データ】
コメント (1)
なつかしい2018.03.15 大二郎
なんと言っても取手二の亀谷?さんかな。木内さんの教え子ですね。昔過ぎて思い出せないー!

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