第53回 菰野の女子マネージャー・萩未空さん「母と同じ道を辿り、誰よりも頼られるマネージャーに」2017年12月01日

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【目次】
[1]母も菰野のマネージャーだった!?面影残す娘が同じ道を歩む
[2]感謝やねぎらいの言葉が一番の力になる

 春1回、夏2回の甲子園出場経験を持ち、オリックス・西 勇輝投手、巨人・辻 東倫内野手などプロ選手も送り出している菰野高校。今回は、その実力ある野球部のマネージャーとして、たった一人でサポート役に徹する1年生の毎日に、フォーカスしていく。

母も菰野のマネージャーだった!?面影残す娘が同じ道を歩む

 三重県・菰野高校野球部。現在1・2年生で構成されるチームは、計33人を数えるのだが、彼らのサポートを一身に担うマネージャーがいる。彼女の名前は、萩 美空(はぎ・みく)さん。萩さんの母・千夏さんは、同じく菰野のマネージャーを務めた「先輩」で、親子2代で野球部を支える仕事に身を捧げている。

 就任30年の戸田 直光監督によると、萩さんはお母さんにそっくりだそうで、「仕草が重なって見える」という。母の面影を持った萩さんは、かつて母が進んだ道をなぞり、同じ場所にたどり着いた。

 もともと野球が好きだったという萩さんは、中学時代は陸上部。高校進学を機に、前述の通り、お母さんが菰野のマネージャーだったことがきっかけで、同校のマネージャーに就任した。先輩はおらず、3年生がいたこの夏も、一人で役割を果たしていた。

 「支えになることは、なんでもしようと思っている」と話す萩さんの仕事は、その言葉の通り、多岐に渡る。洗い物や掃除にゴミ捨てといった環境整備の面はもちろん、ノックではボール渡し、試合になればスコアラーを務めている。一人で担っているだけに、作業の量もそれだけ多くなる。他のマネージャーと連携をとることもないため、気配りには一層の自信を持っているそうだ。

 ちなみに萩さんのおすすめマネージャーアイテムは、容量の大きいポーチ。
「ばんそうこうなど、いろんなものを入れています」というアイテムを常備し、グラウンド内外にアンテナを張り巡らせ、必要があればすぐに動きだす。

 マネージャーを始めて7か月が経った。その時間の中で濃密な毎日を送り、数多くの出来事を経験した。その中で、萩さんにとって初めてベンチに入った公式戦、秋季三重県大会・津田学園戦が、最も記憶に残る試合になった。

 「スコアラーとしてベンチに入れて、とても嬉しかったです。本当に緊張していたんですが、ベンチから見える景色が輝いて見えました」と萩さん。いつもサポートしている選手たちと同じグラウンドレベルに立って、ともに戦う感覚を味わえた万感の思いが、このコメントににじみ出ている。

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