「常に気を配り、先回りに行動」選手と共に戦う、岡山朝日のマネージャー
気を配り、先回りに行動!
岡山県岡山市にある岡山朝日。この学校はNHKアナウンサーの藤井康生さんをはじめとした各界に著名人に輩出している伝統校。現在、野球部は部員21人で活動している。選手19名を支えるのは、2年生の岸 めぐみさんと、1年生の羽納 希美さんのマネージャー2人だ。普段の活動は、スコアの記入、ノックのボール渡し、ジャグの準備、おにぎりづくり、タイム測定、部室の掃除、ボールの仕分け、ネットの補修と広い範囲に渡って選手をサポートする。このように選手たちの毎日を支えるマネージャーも、もちろんチームの一員。練習後のミーティングなどでも積極的に気づいたことを発言していくという。
岡山朝日のマネージャー2人が心がけていることは、「常に周りに気を配り、先回りに行動すること」、そして「選手ひとりひとりの様子をよく見ること」だという。このようにして、しっかりと十分に選手のサポートをできるよう、マネージャーも常に目を配っている。気を配り、種々の作業をこなす大変な日々だが、「ありがとう」と言われるとやりがいを感じるという。
マネージャーの活動の中で、1番楽しい時間は、「スコアを記入しているとき」と二人は言う。毎日練習をサポートしているマネージャーも、この時間は「選手と一緒に戦っている感じがする」という。
スコアといえば、「スコアをきれいに書けたときの達成感」は、マネージャーあるあるだという。他にも、「部員は後ろ姿で全員だれか分かる」、「おにぎりを作るのがうまくなる」ということも教えてくれた。
そしてマネージャ―から選手たちへ一言!
いつも練習おつかれさま!普段の練習や、練習試合で一生懸命がんばるみんなにいつも元気をもらっています。まだまだ課題がたくさんあるけど、精一杯サポートするので、いっしょにがんばっていこう!!!
[page_break:マネージャーをしていなかったら…?]マネージャーをしていなかったら…?
2年生マネージャーの岸めぐみさんは、中学時代はバスケットボール部。それでも、もともと野球が好きだったという岸さん。入学当初はほかの部活と迷っていた。そんな時、野球部の見学に行った際、マネージャーの先輩が、いきいきと活動している姿を目にして、「私も野球部のマネージャーになりたい!」と決心したという。
そうして始まったマネージャーとしての高校生活。「マネージャーをしていなかったら、メリハリのない毎日を送っていたと思う」という岸さん。それだけ、いま充実した毎日を送れている。「常に周りに気を配る、チームの戦力になれるマネージャー」になりたいという岸さんは、その目標を見据えることで、「自分の行動に責任を持ち、気を配れるようになった」自分自身の成長をここまでのマネージャー生活で感じているという。
引退した3年生のマネージャーは今でもあこがれであり、超えていきたい存在。岸さんは、そんな前代のマネージャーに「(岸さんが)後輩でよかった」と言われたことがとてもうれしかったそう。やはり、自分のやってきたことが報われる瞬間というものは、忘れられないもの。
主将の和田 聡一隆選手も、「苦しいときでも常にチームを笑顔にしてくれる存在」と評するマネージャーの二人は、まさに「縁の下の力持ち」だ。これからも、選手、マネージャーともに戦っていってもらいたい。
岡山朝日野球部マネージャーに聞きました!
選手に胸キュンする瞬間は?
重いものを運ぶのを代わってくれたときです!
岡山朝日高等学校野球部の皆さん、ありがとうございました!