東海大菅生マネージャー・鈴木雅也さん「終わる時はみんなが笑顔で そして最高の夏に」
東京都あきる野市にある東海大菅生高等学校。野球部は今夏、西東京大会決勝で早稲田実業を下し、17年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた。8月14日に行われた初戦では富山県代表の高岡商に11対1で圧勝。18日に行われる3回戦・青森山田の試合でも期待が高まる。
甲子園で記録員を務めるのは、元選手の鈴木 雅也さん
マネージャーの鈴木 雅也さん(東海大菅生)
総勢125人の選手たちを支えるのは、計14人のマネージャーたち。そんな中で、今夏の甲子園で記録員を務めているのは、3年生の鈴木 雅也さん。日々の公式戦、練習試合の成績をまとめ、打率、本塁打、防御率の上位の選手をスラスラと教えてくれる頼もしいマネージャーだ。そんな鈴木さんは、1年生の途中までは選手としてプレーしていた。しかし、活動していくうちに、だんだんと「人のために行動したい」「チームの役に立ちたい」という思いが強くなり、マネージャーへ転向することを決意した。
「今振り返ると、マネージャーになっていなかったらチームの役に立てないまま高校野球生活が終わっていたかもしれません。昔と比べ、今では人のために行動しようという意識も高まりました」と、マネージャーになってからの成長ぶりを実感した様子だった。
鈴木さんが日々活動する上で心がけているのは、部活がいかに円滑に進められるか、練習時間をいかに無駄にせずに行えるか。この2つを常に意識し、選手たちをサポートしてる。そんな鈴木さんがやりがいを感じるのは、チームが試合で勝ったときなのだそう。
「試合で勝って、みんなが楽しそうにミーティングをしているのを見るととてもやりがいを感じます。また、マネージャーの活動の中ではボール磨きも好きです。一度綺麗にしたボールが汚れて戻ってきたのを見ると、みんな必死にやってるんだなって実感できるので。」
そんなチーム想いな鈴木さんを含め、計14人のマネージャーの存在について選手たちに伺うと、特に「大事な存在」という声が多く寄せられた。その中でも鈴木さんはチームから特に親われている様子だった。冬合宿の際は、選手たちと一緒に少しだけランニングコースを走っているというマネージャーたち。女子マネージャーたちに胸キュンする選手たちの仕草を伺うと、みんなで楽しそうに笑っているときだと教えてくれた。そして、マネージャーのみなさんから選手たちへ、このようなコメントを残している。
「最後に必ず笑いましょう!最高の夏にしよう!」
自慢の大所帯のマネージャーたちと共に、今夏笑顔で終われる夏を目指す!
東海大菅生高等学校野球部の皆さん、ありがとうございました!