県立田辺高等学校(和歌山)
和歌山県田辺市にある和歌山県立和歌山田辺高等学校は、県を代表する進学校であり、110年以上の歴史を持つ伝統校。内閣総理大臣(第46代・片山 哲)も輩出しています。
野球部も長い歴史の中で、第77回の選手権大会、第8回明治神宮野球大会、第20回記念選抜高校野球大会、第19回選抜中等学校野球大会と4度の全国大会を経験。
読売ジャイアンツや埼玉西武ライオンズなどで活躍後、コーチも務めた西岡 良洋氏や、1950年代に読売ジャイアンツのクリンナップとして活躍し、近鉄バファローズの監督にもなった岩本 尭氏など多数の野球人がOBにいます。
そんな和歌山田辺の現在のチームは、昨夏の大会、準々決勝で2対3で負かされた紀央館を、今年の春季大会、同じく準々決勝で延長10回の末サヨナラで下し準決勝に進出し、シード権を獲得しました。
秋からの課題であった守備を厳しい練習で克服しつつある和歌山田辺野球部を、主将の出羽 遼大君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 和歌山田辺の出羽 遼大君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が21人、2年生が15人、3年生が16人の合計52人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から20時までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
専用グラウンドがあり、環境には恵まれています!
恵まれていると感謝できるその気持ちを大事にしてくださいね!
今年のチームについて
出羽 遼大主将(県立田辺高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「元気で明るいチーム」「つながると怖い打線」「安定した投手力」この3つです!
Q. 夏へ向けて、現在どんなことを課題において練習に取り組んでいますか?
精神的にも強くなるために、厳しい練習に取り組んでいます!秋の段階で特に課題だった守備力は上がりつつあります!
Q. 日々進化していますね!春季大会もそのあたりは順調でしたか?
はい!そのために苦しい場面を凌いで勝利したことで得た経験も収穫でした。ただ、打撃での勝負強さはまだまだだと感じました。
Q. 新たな課題ですね。成果が見られた守備は、冬にどんな練習をして取り組んできたのですか?
守備練習はとにかく基礎練習を積みました。特にシード権をかけた準々決勝で発揮されたと思います!
Q. 大事な場面で基礎練習が生きましたね!さて、夏はどのような試合展開で和歌山を勝ち抜きますか?
エースを中心に守備でリズムを作り、打撃では少ないチャンスをしっかりモノにする、接戦に強いチームを目指したいです!
Q. 接戦に強いチーム!そうなってくるとチーム全体の結束の強さも必要になってくると思います。チームワーク向上のために大切にしていることはありますか?
特にこれというものは無いのですが…笑顔を大切にしています!
Q. 笑顔は大切ですね!では、これから迎える夏。どんな夏にしたいですか?
自信を持って夏を迎えるために、最高の努力をしています!また、最高のプレーが出来るようにするため、個人個人が意識を高く持ってプレーをしていきます!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
山本 雄大は、躍動感あふれる投球フォームから力強い球を投げる投手。
もう1人、チームのムードメーカーである杉若 天風は、普段は三塁ランナーコーチとして適切な判断をしてくれます。ひとたび打席に立つと、小柄ながらものすごい打球を飛ばすんです!
杉若選手の打席は度肝を抜かれそうですね!ありがとうございました!
山本 雄大選手(県立田辺高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
中野 健(以下「中野」):チームメイトが面白いところです!
山本 雄大(以下「山本」):野球にとにかく打ち込めるところですね!
Q. 一番好きな練習はなんですか?
中野:フリーバッティングです!
山本:紅白戦です!
Q. やっぱり試合は面白いですよね。では、キツイと感じる練習はなんですか?
中野:ランニングメニュー全般が…
Q. では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
中野:智辯和歌山です!
山本:秋の新人戦と春に負けているので、リベンジしないと!
中野 健選手(県立田辺高等学校)
Q. ぜひ夏に借りを返してください!さて、一番好きな応援歌は何ですか?
中野・山本:「田辺が大将」です!
Q. オリジナルですか?いいですね!それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
中野:「全力投球」!
山本:「行くんや、行くもんや」です!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■田中 格監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
新チーム結成時、失策で負けることが多かったため、守備練習に時間を多く割いてきました。前チームは打ち勝つ野球を目指していましたが、今年は守り勝つ野球を展開しています。
夏に向けては、心技体の心と体の強化をして、どんな場面にも動じず力負けしないチームを目指したいと思います!
Q. 主将からも精神力を付けるために厳しい練習していると伺いました。では、夏に向けてチームの強みを教えてください。
このチームの強みは明るさですね。
お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!笑顔で夏を迎えてください!