県立弘前実業高等学校(青森)
青森県弘前市にある弘前実業高校は、これまで甲子園に5回出場しており(第78回全国高校野球選手権大会:1996年、第74回全国高校野球選手権大会:1992年、第73回全国高校野球選手権大会:1991年、第66回全国高校野球選手権大会:1984年、第61回全国高校野球選手権大会:1979年)、プロの世界に3名の選手を送り込むなど歴史と伝統のある学校です。昨年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受けた外崎 修汰選手も卒業生です!
また野球部以外にも相撲やバスケットボールなどの運動部が盛んで、全国大会でも上位の成績を残す部くその名を全国に轟かせています!
そんな弘前実野球部の夏の大会に向けた取り組みについて、工藤 幸太郎主将に紹介していただきました!
チーム基本情報を紹介!
工藤 幸太郎主将(県立弘前実業高等学校)
■ 弘前実の工藤 幸太郎君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 現在、部員は何人いますか?
1年生は選手が20人とマネージャーが1人、2年生は選手が14人とマネージャーが2人、3年生は選手が22人とマネージャーが3人です。3学年合わせると全員で62人です!
Q. 平日の練習時間を教えてください。
15時50分から19時30分までです!
Q. 青森は日没が早そうですが、しっかり練習できるのですね!現在の練習グラウンドの環境を教えてください。
校庭をソフトボール部とサッカー部とで共用しています。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「どの打順からでも長打が出る」「安定感のある投手陣」「ピンチでも絶えない声」この3つです!
Q. どれも心強いものばかりですね!夏へ向けて、現在どんなことを課題において練習をしていますか?
課題は、夏に向けて自分たちで考えて試合運びができるようにすることです。
昨年の秋からウエイトトレーニングと食トレで大きくなった体格を生かしていきたいです!春季大会でも力強い打球が出るなど、冬の身体作りの成果が確実に出ました!!
Q. 成果が見えると嬉しいですよね。ところで、県内でここだけには負けたくないと意識している学校はありますか?
弘前工業高校です!
Q. やはりご近所の学校には負けたくないですね!八戸学院光星が今春センバツに出場しました。夏に対戦したら、どういう試合運びで戦いたいですか?
強打の八戸学院光星に打ち負けず勝ちたいです!!
尾留川 大陸選手(県立弘前実業高等学校)
Q. 食トレとウエイトトレーニングの成果を発揮したいところですね!では、野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
毎日の練習後に、野球についてみんなで語り合いながら道具の手入れをしていることです!
Q. 青春ですね!いいですね!夏を迎えるにあたって、現在どんな気持ちで練習をしていますか?重点を置いている練習はありますか?
とにかく打つ!そして全国で一番長い夏を迎えられるようにしたい!!
工藤 勇吹選手(県立弘前実業高等学校)
Q. 熱いですね!ではそんな熱いチームのキーマンを教えてください!
尾留川 大陸と工藤 勇吹です!
尾留川は、気持ちで打者に向かっていくピッチングが特徴で、チームが静かになる時でも全力で声を出してくれます!試合や練習などでの盛り上げ役ですね!
工藤は強肩強打の外野手!よく分からない言動でチームメイトを盛り上げてくれます!(笑)
続いて主将の工藤 幸太郎君に加え、成田 駿君にも加わって頂きます!
成田 駿選手(県立弘前実業高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
工藤 幸太郎(以下「工藤」):トーナメントでの一発勝負という緊張感!
成田 駿(以下「成田」):何が起きるか分からないところです!
Q. 1番好きな練習は何ですか?
工藤:ロングティーです!
成田:僕はピッチングです!
Q. さすが打に重点を置いている工藤主将らしい回答ですね!逆に1番キツいと感じる練習は何ですか?
工藤:サーキットトレーニングです。俊敏性を鍛えるのですがキツいです…。
成田:自分はプレートトレーニングです…。
これは、ウエイトトレーニングなどに使用するプレート(重り)5キロを持った状態でフットワークなどを鍛えるトレーニングになります。
Q. 次の日も筋肉痛で辛いですしね…。では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
工藤:敦賀気比!全国の頂点に輝いたチームと試合をしてみたいです!
成田:八戸学院光星高校ですね。春のセンバツ甲子園に出ている県内の高校ということで!
Q. 1番好きな応援歌は何ですか?
工藤:「See off」です!
成田:「We will rock you」です!
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
工藤:「念ずれば花開く」です!
成田:「心は熱く、頭は冷静に」です!
指導者が語る!このチームの強み
■榊 祥吾監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また、夏に向けどんなチームを目指してきたのでしょうか?
今年のチームは線が細い選手が多かったため、新チームが始まってから体重増加の食事トレーニングとウエイトトレーニングを重点的に取り組みました。成果としては、明らかにバッティングが変わってきたため、現在の筋肉量を維持したまま夏を目指したいと思います。
弱点の克服として取り組んだことがチームの強みに変わり、選手の自信にもつながりました。夏はこの自信をもとに、打ち勝つ野球をして甲子園を目指します!
弱点を強みに変えた強さは本物ですね!お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!