「頑張る選手たちへ」
常総学院高時代は、3年連続で夏の甲子園に出場。1年夏には、レギュラーとして夏の甲子園準優勝も経験した仁志 敏久さん。
今回は、そんな仁志さんから、頑張る選手たちに向け熱いメッセージをいただきました。
自分一人でもやってやるという思いを
仁志 敏久さん
――まずは、3年連続甲子園を目指していた仁志 敏久さんが、最上級生になった時、感じていた思いを教えてください。
仁志 自分が高校3年生になった時も、はたして自分が1年生の時の3年生に、追いつけているのかなという疑問は持っていました。
野球頭のいい人たちが多かったので、もし今の自分が甲子園準優勝した時のチームに入ってたらどういう立場だったのかと。それは、奥底で感じていたんですけど、3年生の時は視野を全国に向けて、全国のクラスで自分はどのくらいの位置にいるかということは意識して練習をしていました。
――そんな思いを持って高校野球に取り組んできた仁志さんから、冬の練習を迎える1、2年生に向けてメッセージをお願いします。
仁志 先輩に気を遣っているうちはいつまで経っても後輩なので、学年関係なく、上手くなることに遠慮は必要ないと思います。
順番でレギュラーになれるわけではないですし、時間が経てば自分が勝手に成長するわけでもない。
誰も助けてくれない現実を感じると思います。技術を向上したかったら、自分で様々な情報を探したり、そのための練習をしたり、大いに自分が行動して、勉強したりしないといけないと思います。
すべてが与えられるわけではないので、相当頑張らなくてはいけない。
時間を無駄にしないように、何をすべきか自分で考える。労力や考える力は強豪校の倍以上必要かもしれませんが、それをやっただけの結果は必ずあらわれると思います。
2年生はもっと時間を有効に使わないと、何も自分に変化がないまま時間が過ぎてしまう。1年生でも考えてほしいのですが、2年生はちゃんと目的と目標を持ってプレーすることが大事ですね。制限された時間の中で自分が何を出来るかを考えてほしいです。
技術の向上に関しては自分でやるしかないので、周りにやる気があろうと無かろうと、自分が上手くなることには関係ないです。勝ち負けはついてしまいますが、やるべきことが自分であるのであれば、一人でもやるべきだと思います。「自分一人でもやってやる」という目標を持って取り組んでほしいですね。
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