八戸学院光星高等学校（青森）

[:addclips]

八戸学院光星 佐藤 駿投手

チーム打率10位　チーム出塁率3位　チーム防御率28位

　3年連続の夏を逃し、悔しい思いをした旧チームのメンバーから10人が残った。東北大会では高い攻撃力を発揮した。ただ、東北大会では全試合先攻だったのに対し、県大会決勝の青森山田戦、明治神宮大会の今治西戦（2013年11月17日）は後攻で敗戦。先手を取って自分達の戦いに持ち込んだ時と、そうできなかった時の差が、秋の段階で課題として見えた言える。

　チームとして特筆すべきなのが、出塁率の高さ。これは出場校中2位の1試合平均四死球7.26という数字が大きく関係している。個人の成績を見ても、2番足立の13四死球、4番蔡の19四死球が際立つ。特に蔡は打率が2割3分3厘と高くなかったが、チームトップの出塁率5割2分をマークした。

■打撃面について

　この四死球を導き出した要因の一つが前後の打者の存在。

　1番北條 裕之は東北大会4試合全てで第1打席にヒットを放つなど、4割2分の打率を残した。また、長打率は7割2分に上った。
　3番深江 大晟は11打点。これは北條 裕之と足立 悠哉の出塁が密接に関係していると読み取れる。そして5番森山 大樹はチームトップの打率で4割2分1厘、6番新井 勝徳も10打点をあげた。

■守備面について

　ディフェンス面では1試合平均失策が0.87。これは出場校中13位だが、人工芝球場の明治神宮大会の初戦で4失策をしているため、それを除くと0.55まで下がる。
　投手陣ではエースとして期待された上級生の佐藤 駿が夏休み中盤から不調で苦しんだ。公式戦に入ると、基本は継投。その中で台頭してきたのが、下級生の中川 優だった。東北大会準々決勝の酒田南戦（2013年10月15日）、準決勝の花巻東戦（2013年10月17日）と勝負所の試合で先発完投を果たした。武器はコントロールで、与四死球率1.99は、出場校の主力投手で9位の好成績だった。

学校情報

選手名簿

• 注：昨夏の△は地方大会登録選手　◎は主将。

投手成績

公式戦　12試合　10勝2敗

非公式戦(練習試合含む)　41試合　33勝6敗2分け

登板投手：呉屋、中川、横内、小川、八木、佐藤、丹野、宮崎

準公式戦：八戸地区リーグ戦　8/18○7-1五戸（P小川）、8/25○10-0【6回コールドゲーム】聖ウルスラ学院（P中川）、9/1○11-0【5回コールドゲーム】百石（P佐藤駿）

その他相手校：(8月地区リーグ前)専修大北上○○、郁文館○、盛岡大附属○、東陵●、一関学院●、能代松陽○○、東京成徳大深谷○○、国士舘●、東北○、東海大菅生△、塩釜○、気仙沼○、山形中央○、学法石川○、盛岡第三○○、光南○、東北●、（8月地区リーグ戦途中）専修大北上○、（9月県大会後）八戸工大一○、（10月東北大会前）福岡○○、（10月東北大会後）石巻工○、石巻商○、一迫商○○、（11月神宮大会前）専修大北上○○、盛岡大附属○○、東北福祉大学○△、仙台育英●●

過去の戦歴

高校別データベース 八戸学院光星

• 注：上記データは、主催者発表の資料に基づき、本大会での登録選手はこの限りではありません。
  安打や被安打などの各種1試合平均の数字は、9イニング換算にしています。
  攻撃部門はトータルイニング、守備部門は守備イニングを基に算出しています。