Column

川崎市立高津高等学校(神奈川)

2014.02.01

川崎市立高津高等学校(神奈川)大槻 貴也主将

■選手に質問!
 大槻 貴也(学年:2年/役職:主将)二塁手
 蛯原 友和(学年:1年/役職:1年責任者)捕手

Q. 部員数は何人いますか?

 大槻:21人(マネージャー1人)です。そのうち2年生部員が8人、1年生部員が13人おります!

Q. オフシーズンの練習で、自分たちのチームならでは!の名物練習や、これは本当にキツイというメニューがあれば、教えてください。

 大槻:サーキットとクリーチャートレーニングです!
 蛯原:サーキットメニューは本当にキツイです!

【チームメイトを紹介!】
Q. この秋、活躍した仲間を紹介してください!

 大槻:星川 大吉蛯原 友和です!

川崎市立高津高等学校(神奈川)蛯原 友和捕手

Q. 彼らはどのような活躍を試合で見せたのでしょうか?

 大槻:星川 大吉はリリーフで無失点、地区予選2勝でしました。蛯原 友和は地区予選でホームランを打って、チャンスで1本が出る男です。

Q. 続いて、この冬、チームを熱くしてくれるであろう仲間を紹介してください!

 大槻:小倉 大佑越智 健人見瀬 襲斗清水 創太本田 光

Q. 彼らはどのようにチームを熱くしてくれると思いますか?

 大槻:どんな練習でも声を出し、チームメイトに声をかけ、チームの雰囲気を上げてくれると思います。
 木村は、トレーニングリーダーで、辛い時にしっかりと周りをみて元気の出る一言を言ってくれます。

【意気込み!】
Q. 2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズン!春に向けて、どんな冬にしたいですか?

 大槻:秋よりレベルアップした自分とチームを冬を通じて作り上げたいと思います。

Tバッティングをする川崎市立高津高等学校(神奈川)

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?また、秋に見つかったチームの課題は何でしたか?

 大槻:新チームになったばかりでまとまってなく、同じ方向を向いていない中で迎えた大会でした。課題は積極性が足りなく、普段はできることができなくなっていました。

 蛯原:秋の大会は緊張の方が大きく自分たちの実力を十分に発揮できない部分がありました。もっと声をかけあって、緊張をほぐしていれば力を全部出し切れたのではないかと後悔が残る大会でした。チームの課題はチャンスであと1本がでない所です。

Q. 秋季大会4試合を戦って、印象に残った試合を教えてください。

 2人:秋季県大会1回戦の大和高校戦です。ミスばかりで自分たちの野球ができなかった。

Q. 春季県大会に進出するために今、重点的に取り組んでいることを教えてください。

 大槻:走り込みと打撃練習。打ち勝つ野球を春季大会でしたい。
 蛯原:バッティングです。市立高津はブロック予選でも打って打って勝ち上がったので、この冬場にしっかり振り込んで鋭く速い打球を打てるように練習しています。一冬取り組んできて、全体的に打撃の状態がよくなってきていると思います。バッティングをさらに強化して、秋より成績を残せるようにしたいです。

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[page_break:チームの目標とチームの宣言!]

Q. このオフシーズンでのチームの目標は

 2人:チームメイトとの会話を増やし、誰もリタイヤすることなく、乗り越える。その上で個人のスキルアップを目指します!

Q. 春のチームの目標を教えてください

 2人:秋季大会以上の成績

Q. 夏のチームの目標を教えてください

 2人:4回戦突破!

■選手に質問です!

川崎市立高津高等学校(神奈川)の打撃練習

Q. あなたが高校野球が好きな理由は?

 大槻:高校野球を通じて仲間の大切さや自分のあり方を教えてくれるから。
 蛯原:小学校から野球をはじめて、中学生の時に初めて神奈川県の夏の決勝を見に行ったときに高校野球を近くで見ました。たくさんの人がいて、その中で選ばれた人しか立てない舞台に自分も立ちたいと強く感じたからです。

Q. 一番好きな応援歌はなんですか?

 大槻:「サウスポー」です。
 蛯原:「アフリカンシンフォニー」です。すごく気分が上がり打てる気持ちになります。

Q. 一番好きなプロ野球選手は誰ですか?

 大槻:阿部 慎之助選手(読売ジャイアンツ)(阿部慎之助 選手の高校時代を教えて! 2013年02月01日
 蛯原:高城 俊人選手(横浜DeNAベイスターズ)です。高校時代から打てて、肩も良くて素晴らしい捕手だと思うので、お手本にしています。

Q. 野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?

 大槻:プレーでも態度でもチームを引っ張る。
 蛯原:「あきらめない」という言葉です。
 あきらめたらそれ以上成長できず、自分でその成長を止めていることになります。なので自分に厳しくやっていくためにこの言葉が好きです。

Q. この冬、自分はここまで成長するぞ!という熱い宣言を最後にお願いします!

 大槻:打率4割越え。チャンスならそのチャンスをものにできる打者。チャンスでなければチャンスメイクできる中心打者になる。
 蛯原:ホームランを30本以上打てるようなバッターに成長したいです。捕手としても誰にも負けないように頑張ります。神奈川ナンバーワンキャッチャーを目指します。

[page_break:田中監督がチームを熱く語る!]

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川崎市立高津高等学校(神奈川)集合写真

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■田中 健次監督に質問

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。秋の大会の振り返り、冬でのテーマも教えてください!

 この新チームは、長距離ヒッターが多く、打てる選手が例年よりも多くいたので、その特徴を生かしたチーム作りを心掛けてきました。スタッフ(山口先生、依田コーチ)ミーティングでは、夏の大会が終わってから秋季大会までの準備期間が短いことを考慮し、普段の練習では、「長所を最大限に生かす」ということで、打撃練習の時間を多く取ることを確認し、取り組みました。

 練習では、他の部活動の協力もあり、狭い校庭を有効に使い、様々な工夫をして、バッティングゲージをL字型に2カ所(直球・変化球)設置し、常時打撃練習ができるようにしました。その成果が表れ、新チームになってからの48試合でのチーム打率は3割を超えるようになりました。しかし、「打撃は水物」と言われるように、打てないときの試合に、粘り強く相手チームよりも1点でも多く得点できる、メンタルの強いチームを目指しています。

 また、普段の練習では、「今、何を向上させようとしているのか」「今、何を目的にやっているのか」等を考えて取り組むことにも重点をおいています。生徒たちが毎日の練習を何気なく、いつも通りに練習をするのではなく、「考えて」取り組むことができるようになってほしいと思います。
 メンタル面での弱さから負けた試合が印象に残るチームですので、気持ちをしっかりと持って、体だけではなく心も強く、「諦めずにやり遂げる」「大変だけどやり続ける」ことお当たり前にできる選手になってほしいと思います。

 さらに、このチームのテーマとしては「コミュニケーション」ということがあげられます。人との関わり方、相互理解などの能力に欠けている面があり、それを如何に向上させるかということを考えました。「選手と選手」、「選手と指導者」、「保護者と指導者」など様々な人とのつながりを大切にしようと考えました。

 具体的な取り組みとしては、週1回のオフの日に「OFF会議」ということを始めました。2年生と1年生の代表者(6~8名)で毎週の試合や練習の反省をしています。通常の全体ミーティングとは違い、細部にわたり話し合いが持たれています。
 次に「野球ノート」です。ほぼ毎日のように書かせ、提出しています。普段の活動の中ではわからない選手の様子や気持ちを理解しようと努めています。
 最後に「野球部通信」です。基本的には保護者に向けてです。主な内容は、試合の詳細、ルール解説や学校生活の様々な内容を盛り込んで発行しています。

 少しでも「相手のことを思いやる、考えられる」気持ちが芽生えて、助け合い、励まし合いながら頑張ってほしいと考えています。まだまだ自分のことしか考えられない選手が多く、大きな課題であると思います。

 秋季県大会では、普段の練習試合では考えられないミスが多く出てしまいました。如何に平常心で試合に臨むことが出来るかだと思います。練習のための練習ではなく、実戦のための練習ということを再度確認して、常にトレーニング、練習から試合を想定した内容で取り組むことが重要だと痛感しました。

 この冬のテーマは「体つくり」と「体力つくり」です。体つくりでは、目標増加体重を5キロとしました。まずは食事トレーニング等により体を大きくすること。そして、その大きくなった体を冬の練習で絞って、強い筋肉・しなやかな筋肉に変えるように様々なトレーニングに取り組みました。体力つくりでは、春季・夏季大会では耐えられる強いからだをつくることと精神力を鍛えるために、週2回の6.5キロの長距離走と様々なトレーニングを取り入れました。

 以上のことを念頭に、日々練習を積み重ねています。この取り組みが、春季大会・夏季大会へとつながることを祈っています。
 

  

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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