吉野 涼選手 (千葉敬愛)

吉野 涼

球歴:千葉敬愛

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:左 / 左

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年9月21日)  千葉敬愛の左腕・吉野 涼(2年)。非常に投球のツボを心得ている投手であった。  球速は120キロ~125キロ前後と速くはない。だが腕をしっかりと振っての125キロなので、打ち難いのだ。さらにスライダー、カーブ、縦に大きく落ちるチェンジアップを低めに投げ分ける制球力も備えている。秋の段階で、吉野のような左腕を打ち崩すのは難しい。  対するはスラッガー・網谷 圭将(2年)を中心に、長打力のある打者が揃った千葉英和。その千葉英和相手に見事な投球を見せる。  2回裏に、6番平元 宏典(2年)に三塁打を打たれ、一死から味方野手の失策で1点を失うが、その後は快調な投球。  のらりくらりとかわす吉野の投球に、千葉英和打線には焦りが見えた。吉野は初球、ボールゾーンに近いところに変化球を集める。余裕があれば見逃すが、余裕がない千葉英和の打者たちは手を出してしまう。しかしボールゾーンの変化球は振っても、ヒットにはならないのだ。  吉野は終盤になっても、千葉英和打線を打たせて取り5安打に抑え、1失点完投勝利で、2回戦進出を決めた。  決して突出した速球を投げるわけではないが、両サイドへ投げ分ける制球力の高さ、キレのある変化球をコーナーギリギリに投げ分け、相手打線の打ち気を逸らす投球は見応えがあり、常に吉野のペースで投球が出来る。まさに千葉英和打線を手玉に取った投球であった。
更新日時:2014.09.22

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