菅谷 潤哉選手 (福井工大福井)

菅谷 潤哉

球歴:福井工大福井

都道府県:福井

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 背番号10をつけた投手でしたが、エースの 菅原透 よりも力強いボールを投げ込んできます。これから経験を積んでゆけば、非常に将来楽しみな投手との印象を受けました。 (第一印象)  ズシリと重い球が、キャッチャーミットに突き刺さります。ボールが時々抜け気味に行くこともあるのですが、将来は剛球投手として注目される可能性を感じます。 (投球内容)  中背の体格から、ゆったりとしたモーションで投げ込んできます。その球速も甲子園では、コンスタントに140キロ台を越えてMAX142キロぐらいまで記録しました。小さく横滑りするスライダーとのコンビネーションで、やや単調な印象は受けましたが、リリーフでの起用ならば今は好いのかなと思いました。 <長所>  グラブを内に最後まで抱えられ、足の甲で地面をシッカリ捉えています。やや指先の感覚は良くないように見えますが、おおよそ両サイドにボールを散らすことが出来ています。速球派ですが、土台となるフォームがよく制球が安定しているのが一つアピールポイントでしょうか。  腕や上体を強く振れる傾向があり、速球と変化球の見極めは困難なのでは。今後も球速のある小さな変化球中心に、投球の幅を広げて行くことになりそうです。またボールに体重を乗せるのも悪くないので、打者の近くまで球威が落ちません。フィニッシュの形には、中々好いものがあります。 <課題>  投球フォームに大きな欠点はありませんが、やはり攻めのバリエーションが少ないのが今後の課題でしょう。これから新しい球種を覚えたりして、投球パターンを増やして行くことが求められます。
更新日時:2012.08.24

将来の可能性

 速球派でありながら、制球も比較的安定していますし、土台となるフォームも悪くありません。全く知らない選手でしたが、今後の飛躍が大いに期待できます。恐らく福井工大などの地元の有力校に進むのではないかと思いますが、卒業する頃には150キロ近い剛球投手に育つ可能性は充分あるのではないのでしょうか。志しを高く持って、自分の可能性を追求して欲しいですね。
更新日時:2012.08.24

寸評

福井工大福井の控え投手だが、最速145キロを出すということで注目されていた投手の一人。秋田商戦の7回から登板し、140キロ前後の速球を投げ込み評判通りの速球派投手と印象付けた。 (投球スタイル) 右スリークォーターから投げ込む直球は常時140キロ前後(最速142キロ)を計測。スピード自体は出ているが、まだ手元までビシッと来る球筋が少ない。腕の振りが鋭くなって、さらにストレートにボリュームが出てくれば、面白い。 変化球は115キロ前後のスライダーが中心。曲がりは大きいが、曲げようとする意識が強く、曲がり始めが早い。そのため秋田商打線に見極められている。全般的にボールが高く、長いイニング、レベルが高いチームを一試合通して投げるほどの安定感はまだない。  クイックは1.25秒前後を計測し、クイック、フィールディングの動きは悪くない。 (投球フォーム) ワインドアップから始動し、左足を回しこむように上げていき、右足の膝をまっすぐ立たせる。左足は内に入れて背中を入れる独特の足の上げ方である。左足をショート方向へ足を伸ばしていきながら、重心を少しずつ下げていき、着地する。ステップ幅自体は狭い。   左腕のグラブの動きをみると捕手方向へ正対しており、やや開きが早い。テークバックは大きく回旋をしていって、トップを作る。しっかりと肘を上げることが出来ており、上半身の使い方はスムーズ。リリースは肘を使って打者寄りで離す工夫が見られる。 ただ最後のフィニッシュでは左ひざが割れてしまっており、ぐっと体重が乗っていないのは残念。もう少し左ひざを送り込んで、ゆったりと着地して、鋭く下半身と上半身を連動させていけば、もっと勢いの乗ったストレートを投げることが出来るであろう。
更新日時:2012.08.16

将来の可能性

まだ投球のバリエーションも少なく、速球も切れの良いストレートと、伸びないストレートとバラツキがある。ただフォームの土台は悪くないので、体力強化と、体重移動が改善されていけば、ストレートは140キロ後半までスピードアップする可能性はあり、変化球も投げる球種も多彩になり、幅を広げられる可能性もありそうだ。素質は良い投手なので、大学で恵まれた素質を開花させることを期待したい。
更新日時:2012.08.16

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