萬屋 敬久選手 (伊都)

萬屋 敬久

球歴:伊都

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:173.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

 足を振り子のように引き上げて来る、2012年度の和歌山を代表する好投手の一人。それでも球速は、夏の時点でコンスタントに130~135キロぐらいのストレートに、打者の手元で曲がるスライダーを、両コーナーに集めることができます。 (第一印象)  新チーム結成間もないチームならば、中々打ち崩すのが困難な完成度の高い投手。マウンドセンスもよく、少ない球種でもキッチリ試合をまとめてこられる確かな制球力と投球術を持っている印象を持ちました。 (長所)  「着地」までの粘りも作れているので、体の「開き」も我慢でき、「球持ち」もよく指先の感覚にも優れ、実戦的なフォームを作り出します。  腕も強く振れており、速球と変化球も見分けも難しいはず。お尻も一塁側に落とせるフォームなので、もう少し腕に角度が出てくれば、見分けの難しいカーブや縦の変化も期待できます。  お尻の落としに無理がないだけでなく、腕の角度にも無理がありません。そういった意味では頑強な体つきには見えませんが、大きな故障には悩まされ難いのではないのでしょうか。 (課題)  腕の振りの良さでキレを、「球持ち」の良さでボールにバックスピンもかけられているので、けして球質は悪く有りません。ただ上手くボールに体重が乗せられておらず、「体重移動」はイマイチ。もう少し手元まで球威の落ちない球を投げ込むには、下半身の使い方に課題があるように思えます。
更新日時:2012.01.27

将来の可能性

 けしてドラフト候補とか、そういったスケール溢れる素材ではありません。確かなコントロールや投球術をいかし、試合を作って行ける好投手。そういった意味では、大学そして社会人へのステップが期待されます。まだまだ凄みはありませんが、この冬の過ごし方次第では、夏までに140キロ近い球速を期待できるかもしれません。智弁和歌山の甲子園連続出場を阻止できるのは、この男かもしれません。
更新日時:2012.01.27

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