芝崎 純平選手 (埼玉栄)

芝崎 純平

球歴:埼玉栄

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の時から活躍してきた投手で、早くから埼玉では注目されてきた本格派。最終学年を迎え、どのような投球を披露してくれるのか、私自身大変楽しみだった。 (第一印象)  下級生の頃から名前は上がっていたが、私自身観戦するのは初めて。ガッチリした体格で、キャッチボールの身のこなし、そのフォームからは投手としての筋の良さが感じられる。 (投球内容)  球速は、常時130キロ前後~MAXで136キロ程度と、思ったほどボールの勢い・球速がなかったのは残念。ただ力みのないフォームから、両サイドに投げ分けるコントロールはあります。変化球は、スライダー、カーブなどを織り交ぜるオーソドックスなスタイルで、特に変化球のキレが凄いとかそういったこともありません。現状は、速球にも変化球にも驚く程の球はなく、正直物足りませんでした。ただ土台となるフォームは素晴らしいので、この土台を生かしてパワーアップを図れば、将来楽しみな素材であるのは間違いありません。 <長所>  引き上げた足を高い位置でピンと伸ばせるので、お尻を一塁側に落とすことができます。更に「着地」までの時間を稼ぐこともでき、将来的に好い変化球を投げられる下地は揃っています。根気よく取り組めば、武器になる変化球も身につけられるのではないのでしょうか。  グラブを内に最後まで抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面を押し付けられているので、もう少しリリースを押し込めるようになれば、もっと低めにもボールが集まるはず。  振り下ろした腕は体に絡むように、腕の振りは悪くありません。体重移動も適度に出来ているので、ボールにも適度に体重は乗せられています。パワーアップを図れば、素直に結果に現れやすいフォームです。 <課題>  これといった特徴が、現時点ではないこと。技術的には、テイクバックした時に背中越しからボールを握っている手が見えてしまっていることが気になります。これに関しては、体の陰に隠れる位置に腕を持ってくる習慣をつければいいので、それほど難しいことではありません。夏までには、ぜひ修正して欲しいポイント。
更新日時:2013.04.29

将来の可能性

 残念ながら現時点での内容では、ドラフト候補云々というレベルにはないようです。ただ土台になるフォームは素晴らしいし、持っている体の強さも感じます。もう少し貪欲に己を追求することができれば、将来は大化けも期待できます。大学などでも、ぜひその才能を磨き続けることを期待したい選手でした。
更新日時:2013.04.29

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