増富 大鳳選手 (徳島商)

増富 大鳳

球歴:徳島商

都道府県:徳島

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:174.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 徳島商業の核弾頭。卓越したバットコントロールで安打を量産し、走攻守三拍子揃った外野手として注目される存在であった。卒業後はエース龍田 祐貴と同じく日本体育大学に進む。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。集中力の高さを感じられ、力みを感じない良い構えだ。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っすぐ踏み込んで打ちにいく。  トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていき、しっかりとバックスイングを取っている。インパクトまでスムーズに振り抜くことが出来ており、コンパクトなスイングだ。踏み込んだ足も開かずに我慢出来ており、軸のブレも小さい。ミートセンスの高さがうかがえる打撃フォームだ。 フォーム全体に大きな癖はない。課題とすれば、外角に対して引っかける球が多いので、上手くセンター返しする打撃を目指していってほしい。緩い球には引きつけてライナー性の打球を鋭く飛ばす打撃を求めてほしい。恐らく夏の予選・甲子園ともに本調子ではなかったのだろう。 (守備・走塁)  俊足を活かした広い守備範囲を誇る外野手。甲子園での打球判断は悪くなく、地肩の強さはカットマンに返す返球を見る限り悪くなかった。塁間タイムは4.1秒前後とまずまずの俊足。地方大会では1盗塁のみと足を売りにするほどではないようだ。身体能力の高さはうかがえたが、まだそれをフルに活かして切れない印象を受けた。
更新日時:2012.01.28

将来の可能性

 構えを見るとミートセンスの高い好打者と感じさせるが、引っかける打球が多く、勿体無い打席が多い。好打者タイプとしては中途半端な印象を受ける。走攻守にまとまりがあり、集中力の高さを感じさせる選手なので、大学一年から即戦力として起用される可能性は高いのではないだろうか。  課題は打撃で、ボールを素直に打ち返し、右、左に打ち返せる打撃を極めていき、いずれは首都大学を代表する好打者に成長することを期待している。
更新日時:2012.01.28

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