〜心で書く!〜 氏原英明 公式ブログ

フリーライター・氏原英明のblog。当サイト上にある日記の記事の無断転載を禁じます。

BASEBALL FAN

2010年3月の記事一覧

頑張る人。

 センバツも、きょうで5日目。

 雨で流れたり、3日目に開星の監督さんの発言が問題視されるなど、色々あった。

 開星の野々村さんを取材したことがあるものにとっては、熱く書きたいところではあるのだけれど(というか、実際、下書き原稿が2個)、チームを担当していたり、ブログではなくメディアに書こうかという、計画があるので、とりあえずパスすることに。

 昨日は帝京ー神戸国際大附のゲーム。大会屈指の好カードって、センバツは意外と期待外れになる場合が多いけど、そんなことはなく、間違いなく、現時点でのベストゲーム。感動もしたし。

 国際の青木監督は苦労人。これから、もっともっと世に出ていくべき指導者だと思う。練習は選手より先に出る、どんな日で会ってもユニフォームを着る。彼のポリシーは指導者の鏡だと思うし。

 さて、そんな屈指の好カードを見ようとしていると、記者席のうしろからあるイケメンが声を掛けてきた。ABCのアナウンサーTさんだ。高校野球やプロの阪神やオリックス戦をよく、実況していて、現場でもよくある。アナウンサーって、喋る仕事なんだけど、彼はすごく熱心。むっちゃ取材する。実況の中での幅を広げたいんだと思う。

 オリックスに特に熱心で、関西が阪神に湧きかえる中にあっても、彼は熱心にオリックスの取材をする。もちろん、対戦相手となるチームにもしっかり取材をする。

 そんな彼がセンバツに来た。ABCってセンバツは関係ないから、アナウンサーはあんまり来ないのだけど、昨日は「神戸国際の試合を見に来ました」といって、寒くて凍えそうな第二記者席に来たのだ。しかも、セリーグの開幕戦がある日なので、半分しかみれないのに、だ。

 非常に熱心である。こういう姿勢を持った人はどんどん活躍していってほしい。僕が人のことをどうこういえる立場じゃないけど、会社とか部屋とかにこもって、偉そうなことを言うのではなく、こうやって、行動力をみせる人たちは何かをするひとだし。

 そんな彼が嬉しそうに、新番組が始まることを教えてくれた。といっても、ラジオ番組なんですが…「オリックスの番組を始めるんです…」と。

 熱心に取材してきたかいがあったというものだ。

 4月5日スタート。時間は夜の7時半から8時です。

 みんな、きいちゃってぇぇぇ。

 行動力があるといえばもう一人。

 某新聞の奈良支局の女性記者が熱心だ。

 彼女はスポーツ記者願望が合って、関連のスポーツ紙に就職したらしいが、なぜだが、一般紙に回された。奈良県で地道に記者をしながらも、高校野球シーズンになると、水を得た魚のように生き生きと仕事をしている。

 昨年の夏のなら大会で初めて会ったのですが、このセンバツにも来ていた。天理が負けたので、間もなく、奈良へ帰らないといけないらしいが、タイムリミットが迫っていても、彼女は第二記者席に一人であらわれ、誰かと群れることもなく、熱心にスコアを付けている。

 帝京ー国際戦では…

 「帝京のピッチャーの総合的な力、すごいですよね」と。

 帝京の伊藤君がすごいピッチャーであることは、誰だって分かるとこだが、スピードに目が行きがちなところを、そう見抜くあたり、タダモノではない。

 世の中、頑張る人たちが評価される時代になって欲しいものだ。

 

Written by 氏原 英明

2010年3月27日 7:31 am

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空気を読む。

 昨日と似たような話で申し訳ない。

 きょう、面白かったのは広陵ー立命館宇治の試合。ベテラン監督同士の対決だが、この試合は主導権があっちにいったり、こっちにいったりしていた。勝利の女神は一体、どっちに微笑みたいのか。女神が右往左往していた感じだった。

 5回に広陵が逆転し、中盤を迎えて7-5でリード。主導権を握っていたはずだったのだが、追加点を挙げられないでいると、妙な流れに…。

 そして、9回表、広陵の打者3人がどういう攻撃を終えて、最後の守りを待つのか注目していたら、3者連続、凡フライ。

 これはマズイ。

 そう思ったら、9回裏の先頭・土肥はこの試合、それまで4三振と広陵のエース・有原はカモにしていたにもかかわらず、四球を出してしまうのだ。

 試合は逃げ切ったが、結果的にはノーヒットで1点を献上してしまった。

 広陵の有原が流れの悪い空気を繊細に読み取ってしまったわけだが、野球は難しい。そのことをこの二日間では痛感している。

Written by 氏原 英明

2010年3月22日 11:30 pm

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野球の流れは平等に。

 センバツが開幕。地元天理は、過去のVTRを観るかのような逆転負け。

 幸先良く先制、追加点の好機をつかむもモノにできず、流れを明け渡してしまい、中盤以降に、同点、そして、逆転される。最後は反撃空しく、一歩届かず。

 技術・戦術、采配云々ではなく、他のどっかに理由があるのかもしれない。精神的な面で。

 ただ、この試合はミス合戦だったとはいえ、非常に興味深い試合だった。

 まず、試合開始後、ツキをもっていたのは天理。先頭・岩崎のセカンドフライが風にあおられ、ラッキーヒットで二塁打。二死後、4番・安田の適時三塁打、内野の右翼前安打で2点を先制。

 開幕戦特有の雰囲気と風に飲み込まれた敦賀気比のミスによる先制パンチ。天理にとってーはラッキーが続いた。二回にも長谷川の左翼フライを、敦賀気比の左翼手が目測を誤り、二塁打に。3回は先頭打者を出しながら、進められなかったのに、一人おきに安打を放ち、1点を追加した。

 序盤は天理にツキがあって3点をものにした。ただ、もっと点は取れたという見方もできる。

 3回にミスが起き始めた天理は守備のリズムがおかしくなる。4回裏、1死後、敦賀気比4番・吉田が右翼まえ安打で出塁、ここで敦賀気比ベンチはエンドランで試合を動きをみせると、右翼前安打。天理右翼手・長谷川がハンブルで、2、3塁。敦賀気比の動きに、天理が崩れる。セカンドゴロで敦賀気比に1点が入る。

 5回表、天理・内野が安打で出塁するも、進められず。結局、伊達の遊撃ライナーに内野が飛び出し、併殺成立。これで流れは天理ではなくなる。

 天理はここから流れを変えるべく、絶好調のエース沼田を交替させ、練習試合で絶好調だった2年生右腕・西口を登板させた。

 6回表、この試合で初めて、天理打線が三者凡退で終えると、妙な空気が流れて、裏の敦賀気比の攻撃へ。

 先頭・吉田の打球は鈍い音を残して、吉田の想いとは逆方向に飛ぶ、左翼前安打。ラッキーヒット。ここに、1回表の岩崎のような野球の神様からの「お返し」を見た。

 そう、野球の流れは平等にある。ラッキーなヒットがあったときは、同じようなヒットが片方のチームに来るものなのだ。少なくとも、高校野球はそうである。

 犠打と四球で2死一、二塁としたあと、8番・高原が右翼前二塁打で一人が生還。ここで終われば、まだ膠着状態は続いたが、9番・川下の一塁ゴロを天理がミス。これで同点。さらにいえば、ここまでの流れを考えれば痛恨のミス。敦賀気比はさらに2連打を浴びせ、一気に5得点、試合をほぼ決めた。

 試合開始直後の流れとこの回の流れ、ほぼ平等の中、敦賀気比がきっちり加点した。天理の守備陣がミスしたのも大きかった。試合の流れの大勢は決したものだ。

 これをひっくり返すには敦賀気比の大きなミス、天理の精神力がよほど強くないと起きない。

 9回表、天理が反撃。先頭の井上が出塁、西浦健がラッキーヒットを打った時には、またツキがあったのかと思った。実際、左翼手がミスして、井上が生還。好機はまだ続き、併殺の怖さのない無死・二塁からだった。

 しかし、後続の二人が苦しむ相手投手を助ける凡フライを0-2から打ってしまった。流れは止まった。

 2番・亀澤、3番・中村は四死球で出塁。一発出れば逆転の場面だったが、この二人を出したのは、敦賀気比の投手が慎重さと強気の両面を出したからで、ミスではない。

 2-2から、4番・安田は見逃し三振でゲームセット。

 ネット上では最後の球がボールではないかと噂されている。確かに低かったし、試合後、安田が「自信をもって見逃した」と言っているように、ボールだったかもしれない。僕にも、そう見えなくはなかった。

 しかし、たとえ、ボールっぽかったとしても、なぜ、そこで審判の手が上がったのか。

 ここまでの試合の流れが、審判の手を挙げさせた。

 僕はそう思っている。

 「きょうはツキがあった」とか、スポーツを見ていると、そういう場面がいくつかある。しかし、僕にはそのツキは片側だけにあるものではないと思っている。

 「野球の流れは平等に」。

 開幕戦ではそのことを改めて感じさせられた試合だった。

  

Written by 氏原 英明

2010年3月22日 3:25 am

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当たらない予想。

  一昨日の日記で選手名鑑にスカウトの名前が載せた方がいいと書いたら、高校野球情報.COMでもおなじみのライター松倉雄太氏から「スポニチのは載ってますよ」と連絡を頂いた。

 スポニチの名鑑を買おうか。っていうと、いつも送付してくださる日刊スポーツや廣済堂に申し訳ないので、そうとは言わないが…。

 さて、今週の週刊ベースボールでは開幕前の順位予想が載っいた。昨年と全く同じ順位にしている解説者がいて、それには笑えたけど…

 開幕と言えば、高校野球も始まる。この春も数回だけコラム書きます。「甲子園の風」。プレビュー記事。

 「今春センバツは多士済々?注目校と選手、見どころを総まとめ」

 http://number.bunshun.jp/articles/-/16552

 写真は高嶋監督の抜群な絵。これ撮った人、なかなかやる。

 ことしはド本命不在。横一戦と言っていい。データ遊びをしてみると、4年周期で常連校が優勝していて、ことしは春夏の優勝校が10校出場している。これは記念大会を除くと最多の数。

 ってことは、天理、日大三、向陽、広陵、高知、中京大中京、智弁和歌山、帝京、大阪桐蔭、東海大相模。

 本気で狙ってんのは智弁和歌山と大阪桐蔭、帝京あたり。だから、初戦は厄介なチームと当たっている。広陵にもいえる。戦いながら狙っているのは、日大三、広陵、天理あたりか。

 もうひとつ、過去に21世紀枠に勝って、優勝したチームはない。花巻東も、大垣日大も、準優勝だった。1チームでは天理が頻繁に21世紀枠と当たって無残な試合をしているけど、結果的にはいい流れを呼んでいない。

 さぁて、どこだろう?

 

Written by 氏原 英明

2010年3月19日 11:47 am

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すべてを見たわけじゃないけれど…

 プロ野球の開幕をしばらく前にして、選手名鑑が多数、発売されいる。

 手のひらサイズもあれば、まぁまぁ大きいものもあり、使い勝手によって、いろんな工夫がされている。

 きょう編集部から届いたのはA4サイズの超でかい選手名鑑。選手のことのみならず、球場や球団マスコット、日本人メジャーリーガー、ことしのドラフト候補まで載せてくれている。持ち運ぶのはまず無理な重量だけれど、家でゆっくり観るお父さんやお母さん(字もデカイ)にはちょうどいいかも。

 ただ、すべてをチェックしたわけではないけど、どの選手名鑑も、監督やコーチ、打撃投手やブルペン捕手、スコアラー、広報、マネージャーまでは書いてあるんだけど、スカウトまで書かれているものがない。

 なぜ、載せないのか。

 球団が教えてくれないのか、それとも、載せる必要性を感じないのか。

 いや、僕はね、球団が許すなら載せるべきだと思う。トレーナーでも載ってるんだから、球団のいち職員として載せるべきだし、スカウトってチームを作る上では非常に重要なポストだと思うしね。

 もうひとついうなら、選手名鑑についても、どのスカウトが担当したのか書いてほしい。

 というのは、これ、アメリカでの例なんだけど、アメリカは選手名鑑などに、誰がサインしたかスカウトの名前が載るんだとか。

 これ、すごいよね。ドラフト1順目とかはさすがに、誰だっていいと思うかもしれないけど、たとえば下位指名で化けた選手を見続けたスカウトって誰なんだろうって、すごく意味があることだと思う。

 日本でやったらいいと思う。そうすることで、スカウトの地位向上するだろうし、スカウト自身も、もっともっといい選手を発掘しようって、仕事にプライドを持つと思う。

 もちろん、今のスカウトがプライドを持ってないというわけではないよ。でも、そういうプライドを持てばね、裏金とか自由枠とか、言わなくなると思う。自分たちの眼力にプライドがあれば、姑息な手段でチームを強くしようだなんて、思わなくなるでしょう。

 そうすることによって、野球界のダークな部分がどんどんなくなっていくと思う。きれいになって行くと思うんだけど、いかがでしょう?

 だから、雑誌編集部のみなさん、ぜひ、検討をお願いします!野球界のために、スカウトの地位向上のために、一肌脱いでください!

Written by 氏原 英明

2010年3月17日 2:58 pm

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組み合わせ決定!

 いかん、プロ野球に気を取られていると、更新を怠ってしまう。

 こういう癖は直したい。土曜日、組み合わせ抽選に行ってきた。その後、京セラでオープン戦を見るという、ダブルヘッダー。

 優勝予想?

 智弁和歌山で。まぁ、神宮大会に出場したチームと近畿のことしかわからないから、アテにはならない。まだデータも見ていないし、予想なんてね。。

 ただ、智弁和歌山は期待できるよ。初戦の相手が難敵だけれど、ここを突破できれば…。また、Number Webに見どころ記事を書くので、またのお楽しみということで。

 オープン戦、オリックスいい!

 うしろをウマイこと作ってるね。いい感じになってる。リードして後半勝負にさえ持ち込めれば勝機は大いにあるね。

 怖いのは坂口が不調に陥った場合だ。その心配は薄いとは思うけど、怖いのはそこ。オリックスの中で替えの利かない唯一の選手と言っていい。坂口が大けがさえしなければ、オリックスはやると思う。

 阪神な…

 野球善哉、お楽しみに!

 今週中にはUPされるかも。

Written by 氏原 英明

2010年3月15日 12:40 pm

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中村俊輔J復帰の報道に違和感!

 中村俊輔がJリーグに復帰した。

 W杯を見越してということで、代表選手の国内復帰は喜ばしい出来事だけれども、すこし騒ぎすぎじゃないかなぁ。

 NHKBSなんて、いつもの速報番組で試合のほとんどを放映してました。

 確かにビッグニュースではあるけれど、なんか違う気がする。

 スーパースター扱い?

 それこそ、W杯で大活躍したスターが、現役を退く前に日本にやってきたくらいの扱い。そこまでではない。彼にはもっともっと頑張ってもらわないといけないけど、いちJリーグ所属の選手でしかないのだからね。

 もちろん、これは中村俊輔が悪いわけではない。彼は彼で一生懸命やっている。

 それはそうと、先日、書いたマリノスの期待選手のひとり、狩野健太。きょうは、俊輔の復帰によって、スタメンを外された。最後、俊輔と交代で入って1点を決めた。点を決めたとき、彼は喜んでなどいなかった。

 その気持ちが将来につながると、僕は思う。

 

Written by 氏原 英明

2010年3月14日 12:36 am

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カリスマ

 大学時代にそんな題名の卒論を書いた。

 「カリスマ」。

 理論では表現できない類まれな求心力を持った存在、と。

 マイケル・ジョーダン、モハメッド・アリ、ジョーモンタナ、ロベルト・バッジオ、辰吉丈一郎…。

 実際、現役時代を生で見れたのが辰吉だけだったんだけども、彼の国内最終戦、京セラドームで見た、スタジアム全体の異様な光景は、辰吉のもつ、ボクシングの技術以外の力を見たものだった。

 昨日、阪神ー広島のオープン戦を見に行ってきた。両チームの仕上がりを見にいったのだが、広島の練習を見ていて、ひとりの選手に眼がとまった。

 前田智徳である。

 フリーバッティングの初球、僕が見た選手で唯一、前田は初球を逆方向へ打ちこんだ。

 やっぱ、これくらいの選手になると、初球からは引っ張らんのかぁと感心したものだった。

 6回表、阪神の2番手・二神が苦しんでいた。1失点のあと二人の走者を置いて、代打にコールされたのが前田だった。

 数少ない広島ファンからは歓声が聞こえる。阪神の今の一番人気は城島だが、彼の声援とはまた一味違った雰囲気があった。

 初球、甘めのストレートを前田は一閃。

 右翼スタンドに吸い込まれた。

 クールな前田が両手を挙げていた。鳥肌が立った。

 左翼スタンドの広島ファンも、数は少ないけど、大喜びしてた。

 そのとき、思った。これがマツダスタジアムだったらどうなっていただろうか、と。

 辰吉の国内引退試合で見た京セラドームのようになっていたのではないか。

 カリスマ・前田を観ることができた。

 今シーズン、マツダスタジアムでは何度、そのシーンが見られるのだろうか

Written by 氏原 英明

2010年3月13日 9:10 pm

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寄稿誌

 遅くなりました。

 「人間力×高校野球」のコラムが更新されました。

 http://www.hb-nippon.com/column/95-hb-nippon-columnnuzihara/4250-clmn2009-01-date20100312no10u

 

 以下、ほかの寄稿誌です。

 廣済堂あかつき「ホームラン」4+5月号

・奈良大付・松田浩幸

・東大阪大柏原・北川力也

・生駒ボーイズ

 ベースボールマガジン社「週刊ベースボール」3・22(表紙、楽天・田中)

 大商大・吉澤友喜(浪速)

 さて、きょうは昨日の告知どうり、倉敷高校に行ってきました。

 このチームのピッチャーには特長があります。

 「アーム式」がいない。独自の理論をもっておられ、それを熱く語ってもらいました。アームの選手を見ると可哀そうだから、ぜひうちに来てほしいけど、そういうわけにはいかない。でも、アームは怪我するのが目に見えているのに、それを直してもらえずに、つぶれていく選手を見ると…

 野球界にとって、山本監督の目指されていることは大きいと思います。

 昨日の尽誠学園に続いて、UPされると思います。

Written by 氏原 英明

2010年3月11日 11:38 pm

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練習時間

 きょうは、尽誠学園の取材に行ってきた。ちなみに、今は帰る途中の岡山で降りて、明日は倉敷高校に行く予定。

 尽誠の取材は2年前にもお邪魔したことがあって、馴染みのある学校。下山監督は僕の1学年上で、若いながらに熱心な指導が特長の方である。「日本一のキャッチボール」をテーマに野球の基本に立ち返っているあたりも、興味深い。

 取材テーマは高校野球情報.COMを見ていただくとして、きょうのお話の中で、話題として気になったのは練習時間について。

 練習はしないよりする方がいいに決まっている。しかし、「させる」のはどうかと。

 たとえば、メジャーリーグ。一般的にメジャーの練習は短いといわれている。

 だが、それは「全体練習」という状況下での話だ。練習時間のトータルが短いかというと決してそうではないそうだ。全体練習の内容の濃さはもちろんのこと、彼らは全体練習時間前後の練習時間がすごいのだと。

 日本野球を引退した熱心な指導者候補制がアメリカにコーチ留学をしたとき、全体練習だけをみて「メジャーは練習をしない」と思う人が多いそうだが、それは断片しか見ていないだけで、すごく練習をしている。

 だから、練習は多くする方が良いに決まっているのは、日本であろうが、アメリカであろうと同じということである。

 しかし、両国は明らかに違っている。

 「やる」のか「やらされる」のか。

 日本はとにかく長く「やらせる」(全部とは言わないが)。アメリカは全体練習は短く、必要性を感じた選手が「やっている」のだと。

 そこで尽誠学園。

 平日の全体練習の時間は3時間と決めているらしい。しかも、練習の終盤に下山監督はアドバイスをおくるという。

 「お土産を持って帰らせるんです」と下山監督。

 3時間は高校野球にしては短いと思う。だが、練習の中で物足りないと感じたら、勝手に選手はやり始める。練習への意欲がわく。

 「お前、下手くそやな。もっと練習せぇ。スイングの数が足らんのじゃ」というのと、下山監督のようにアドバイスを与えて、次への意欲を持たせるのとどっちがいいかと言えば、僕は断然に後者だと思う。

 尽誠学園はまだ発展途中のチームだが、これからの時代はそういった発想を持った指導者が生き残っていくんじゃないかなって思う。

 

Written by 氏原 英明

2010年3月10日 9:02 pm

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