きょうは、尽誠学園の取材に行ってきた。ちなみに、今は帰る途中の岡山で降りて、明日は倉敷高校に行く予定。
尽誠の取材は2年前にもお邪魔したことがあって、馴染みのある学校。下山監督は僕の1学年上で、若いながらに熱心な指導が特長の方である。「日本一のキャッチボール」をテーマに野球の基本に立ち返っているあたりも、興味深い。
取材テーマは高校野球情報.COMを見ていただくとして、きょうのお話の中で、話題として気になったのは練習時間について。
練習はしないよりする方がいいに決まっている。しかし、「させる」のはどうかと。
たとえば、メジャーリーグ。一般的にメジャーの練習は短いといわれている。
だが、それは「全体練習」という状況下での話だ。練習時間のトータルが短いかというと決してそうではないそうだ。全体練習の内容の濃さはもちろんのこと、彼らは全体練習時間前後の練習時間がすごいのだと。
日本野球を引退した熱心な指導者候補制がアメリカにコーチ留学をしたとき、全体練習だけをみて「メジャーは練習をしない」と思う人が多いそうだが、それは断片しか見ていないだけで、すごく練習をしている。
だから、練習は多くする方が良いに決まっているのは、日本であろうが、アメリカであろうと同じということである。
しかし、両国は明らかに違っている。
「やる」のか「やらされる」のか。
日本はとにかく長く「やらせる」(全部とは言わないが)。アメリカは全体練習は短く、必要性を感じた選手が「やっている」のだと。
そこで尽誠学園。
平日の全体練習の時間は3時間と決めているらしい。しかも、練習の終盤に下山監督はアドバイスをおくるという。
「お土産を持って帰らせるんです」と下山監督。
3時間は高校野球にしては短いと思う。だが、練習の中で物足りないと感じたら、勝手に選手はやり始める。練習への意欲がわく。
「お前、下手くそやな。もっと練習せぇ。スイングの数が足らんのじゃ」というのと、下山監督のようにアドバイスを与えて、次への意欲を持たせるのとどっちがいいかと言えば、僕は断然に後者だと思う。
尽誠学園はまだ発展途中のチームだが、これからの時代はそういった発想を持った指導者が生き残っていくんじゃないかなって思う。




