柴田 圭輝選手 (東邦)

柴田 圭輝

球歴:東邦

都道府県:愛知

ポジション:捕手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 東邦の正捕手で、強肩強打の捕手として注目されていた。夏では高打率で決勝を迎えた。 (打撃)  5番を打つ選手だが、長打力よりも勝負強い打撃、巧打でチームに貢献していくタイプ。  彼は捕手寄りに打席に立つ。スタンスはスクエアスタンス。グリップの肩の位置に置いて構えている。上体が突っ立った構え方で、癖がある。この構えが本人にとって打ち易く、ボールが見えやすいのだから、それでもいいのだろう。  投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っすぐ踏み込んで打ちに行く。トップの動きを見ていくとバックスイングは小さいが、グリップが頭の後ろに入ってしまい、インコースの捌きが難しくなる。バットの軌道を見るとヘッドが下がった大振りになってしまってしまい、一定レベル以上に振り遅れてしまう欠点がある。 (守備)  キャッチングは投手方向へ示し、柔らかくキャッチングできているが、フォークに対してはハンドリングで捕りにいく動作をする。大事な場面は身体で止めにいったが、バウンドに合わせるのが上手くなく、身体でワンバウンドを止めるのはあまり得意にしているようには見えなかった。  スローイングはあまり良くなく、2.10秒前後。スローイング機会は一度しかなかったので、もう少しスローイングを見てみたかった。  リードは強気なリードを見せる捕手で、インコースを果敢に突く。愛工大名電の打者がインコースに弱いから、弱点を徹底的に付く捕手なのか、元々インコースを多用する捕手なのかは他の試合を見ないと分からないが、逃げの配球をしない捕手だ。
更新日時:2012.11.30

将来の可能性

 打撃に関しては合わせる打撃が多く、スイングスピード的に物足りなさがあり、大学レベルになると木製バットに対応することからスタートになりそうだ。守備もキャッチング、スローイングも課題が多い。大学では一歩ずつ着実にレベルアップしていき、大学でもドラフト候補として取り上げられる捕手に成長することを期待したい。
更新日時:2012.11.30

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