斎藤 敦哉選手 (白樺学園)

斎藤 敦哉

球歴:白樺学園

都道府県:北海道

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2013年10月11日) 先発したエースの斎藤 敦哉(2年)は、直球と変化球のキレが抜群で、戸出直哉監督が「今まででベストピッチ」と話すほぼ完璧な内容。散発の3安打で、苫小牧中央打線に三塁を踏ませず、三振も13個奪って完封。投打がかみ合い、秋の全道で初めてのベスト4進出を決めた。 試合後に「今日は良かったです」と満足感を語った齋藤。2回戦の函館商戦では登板がなく、中2日空いてのマウンドで、最高のパフォーマンスを見せた。 「相手チーム(苫小牧中央の初戦)のVTRを見て、低めの球にまったく合っていない印象だった。今日は低めを意識して投げました。それと今日は変化球が、一段階曲がりが大きかったので、追い込んだ後のスライダーで三振がたくさん取れたと思います。程よい感じで、バッターの手元で大きく曲がっていた」と冷静にピッチングを分析する。 最終的に13個の三振を奪ったが、球数が123と少ないのもこの日の特徴だった。追い込んでから三振を取りにいく部分と、早いカウントで打たせて取ることのすみ分けがしっかりとできていたことを示す数字だ。 「基本的には打たせて、守備の足を動かさせたかった」。 スライダーだけではなく豊富な球種を持つエースは、終盤に向かうにしたがって、変化球の使いどころを変化させていった。特に点差が開いた8回と9回は、準決勝以降へ向けて色々なパターンを試す余裕もあった。 183センチ72キロと均等のとれた体格。戸出監督は入学直後の1年春からエースナンバーを任せる。これまで全道では1勝も挙げることができず、悔しい経験をしてきた。しかし秋になって最上級生になり、全道で初めて勝ったことで指揮官も成長を実感しているようだ。 「本人の中で、ピンチになっても自分のタイミングで落ち着いて投げられるようになってきている」。 齋藤本人は、「今までは1年生から投げているということで、他の学校からも注目されていたが、全道では一つも勝ったことがなかったので、今大会で一つ勝てたことはすごく自信になりました」と2試合目の登板となったこの日は緊張がほぐれて良い感じで投げられたことを話した。
更新日時:2013.10.12

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