柴崎 哲治選手 (三島)

柴崎 哲治

球歴:三島

都道府県:静岡

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 ガッチリした体格から投げ込まれる140キロ台のボールが魅力だということでしたが、見た感じフォークやスピリットを多投する縦の変化を武器にするタイプ。 (第一印象)  球威のある135キロ前後のストレートにも威力は感じるのですが、圧倒的に縦の変化球ばかり投げます。それだけに消耗も激しく、投球も単調になりがち。もう少しストレート中心に、ピッチングが組み立てられないのかと思ってしまいます。 (投球内容)  ストレートの他に、チェンジアップのようなカウントを稼ぐスピリットを中心にピッチングを組み立ててきます。その他にフォークで空振りを誘う時もありますが、スライダーは殆ど投げません。細かいコントロールはありませんが、ストライクゾーンの枠の中にはボールを集めることはできます。どうしてもイニングが進み馴れられてきたり疲れが出てくると、甘くなった縦の変化球を痛打されるのが気になります。 <長所>  縦の変化球を武器にするだけあって、お尻を一塁側に落とせます。そのため腕の送り出しには無理がなく、縦の変化球を投げても負担は少ないはず。それでも投球のほとんどが縦の変化球ですから、消耗も激しいし肘への負担は少なくはないでしょう。  グラブは最後まで内に抱えられており、足の甲でも地面をしっかり捉えています。そのためコントロールは、比較的安定していると言えます。  「着地」までの粘りもあり、体の「開き」も抑えられています。コースや低めにボールを集めていれば、そうは簡単には打ち込まれないはず。 <課題>  膝小僧に土が着くほど重心が沈んでしまっているので、もう少し重心の沈みを緩和させた方が、ボールに体重が乗せられて生きた球が投げられるようになるでしょう。
更新日時:2013.11.28

将来の可能性

投球フォームも想像以上に実戦的ですし、ストレートを磨き、それを軸にピッチングができるようになれば面白い存在だと思います。縦の変化は一級品なので、それをより活かすピッチングを追求すべきです。アマチュアは中々いない縦の変化を武器にする投手、それだけにこれからの活躍にも注目して行きたい存在でした。
更新日時:2013.11.28

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