登藤 結実選手 (秋田工)

登藤 結実

球歴:秋田工

都道府県:秋田

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:175.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏の能代商業戦の最終回に登場し、中々キレのある球を投げ込んでいて気になった左腕です。すでに2年夏の時点で、130キロを超える球を投げ込むなど、将来楽しみな投手でした。 (第一印象)  中背で驚くような球は投げないのですが、キレの良い球を投げ込みます。変化球もカーブやスライダーなどにキレがあり、低めのボールゾーンゾーンに切れ込むスライダーで空振りが誘えます。 (投球内容)  力みのないフォームから、マウンド捌きも悪くないですし、コントロールも安定しています。球速は常時125~130キロぐらいですが、それ以上に感じさせるボールのキレを感じました。 (長所)  グラブを最後まで内に抱えられていますし、足の甲でも地面を押し付けられています。そのため制球も安定していますし、もっと「球持ち」がよくなれば、細かいコントロールまで期待できるようになりそうです。左腕でコントロールが良いのは、非常に大きなメリットとなります。  腕も投げ終わったあと体に絡ん来るように振れますし、ボールに体重もある程度乗せられます。そのため速球と変化球との見分けも困難ですし、打者の手元まで生きたボールが行きます。  「着地」までの粘りはそれほどでもないのですが、体の「開き」は遅く、ボールの出所はわかりにくいはず。打者としては、ボールが突然見えてからピュッと来る感じのなので、差し込まれやすいのではないのでしょうか。 (課題)  腕をかなり角度をつけて投げているので、肩への負担が気になります。お尻もそれほど三塁側(左投手の場合は)にシッカリ落とせるわけでもないので、肩・肘への負担は少なくないはず。アフターケアには、充分注意してもらいたいですね。
更新日時:2012.06.11

将来の可能性

 凄みはないのですが、非常に実戦的な左腕として期待が持てます。高校からプロに行くような素材ではありませんが、上手く環境に恵まれ本人も精進すれば、大学などでは活躍できる素材だと思います。故障などに注意して、一歩一歩階段を昇ってきてほしい投手です。
更新日時:2012.06.11

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