池田 建人選手 (日大藤沢)

池田 建人

球歴:日大藤沢

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:179.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の頃から公式戦で活躍し、昨夏の時点では名門・日大藤沢において背番号1をつけていました。最終学年になり、更にその洗練された投球に磨きがかかってきました。 (第一印象)  投球の基本である、外角でしっかりピッチングを組み立てられます。またストライク・ボールの微妙な出し入れができる高度な制球力と巧みな投球術に磨きがかかり、上のレベルでも早い段階から活躍できる下地があると評価します。 (投球内容)  球速は、常時130~130キロ台中盤ぐらいでしょうか。これは、昨夏に比べると、常時5キロぐらいはパワーアップしているように見えます。絶対的な変化球はありませんが、スライダー・スクリュー・カーブと、上手くコンビネーションに交えることができています。 <長所>  昨年のレポートでも書きましたが、長い腕を生かしコースを粘っこく突きます。球速はそれほどではないのですが、ボールにしっかり体重を乗せることができ、ストレートも手元まで勢いが落ちません。特に力を入れた時のストレートには見るべきものがあり、普段の丹念な投球だけではありません。  ややボールは高めに抜ける球が相変わらず散見できますが、内外角に投げ分ける制球力は確かです。特に右打者外角へのコントロールは巧みで、この部分での出し入れは超高校級といえるでしょう。 <課題>  内外角に散らし、更に変化球も交えた巧みなコンビネーションを魅せても、コースを突いた球が打たれるケースがあります。この辺は、昨夏から同じような課題があり、充分にまだ改善できていません。体の「開き」が早く、ボールが見やすいのかもしれませんね。
更新日時:2012.07.14

将来の可能性

 高校からプロに行くようなスケールはありませんが、大学や社会人でも比較的早い段階で実戦での活躍が期待できそうです。投球の基礎的な部分が、高校生離れした完成度を誇っているので、その部分では多いに期待できます。高校の大先輩である山本昌(中日)のような、技巧派として長く活躍して行ける投手ではないのでしょうか。
更新日時:2012.07.14

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