柿田 兼章選手 (桐生市立商)

柿田 兼章

球歴:桐生市立商

都道府県:群馬

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 MAX149キロという数字が示す通り、コンスタントに145キロ前後のストレートが投げられる馬力自慢の投手。昨夏から比べると、平均して5キロ~10キロぐらいパワーアップしました。 (第一印象)  高めに抜ける球も多く制球が粗いのと、武器になるほどの変化球がないのが気になります。それでもズシリと重いストレートの威力には、みるべきものがあります。 (投球内容)  140キロ台のストレートに加え、カーブ・スライダー・フォークなどがあります。細かいコースの投げ分けはなく、ストライクゾーンの枠の中にボールを集めるといった内容。カーブは腕が緩むので読まれやすく、フォークもまだ多くは投げてきません。まだまだ、ストレートに頼ったピッチングスタイルだと言えるでしょう。 <長所>  昨年は、投げ終わったあとバランスを崩す場面がしばしばし見られました。しかし今年は、バランスがよくなりフォームを崩すことは減ってきました。下半身が安定してきたのと、体幹が強くなって力強いボールが投げられます。 <課題>  グラブは最後まで体の近くにあり、足の甲の地面への押し付けが悪くないようにみえるのですが、実際の制球はアバウト。一つは「球持ち」が浅く、指先の感覚が非常に悪いこと。あとは、足を引き上げる勢いがありすぎて、制球を乱す要因になっているかもしれません。もう少し、静かに入って行った方が良いのではないのでしょうか。  腕が振れていないのか、投げ終わったあと体に絡んできません。そのため変化球で、打者から空振りが誘い難いのでしょう。
更新日時:2013.02.12

将来の可能性

 ストレートの魅力とは対照的に、フォームや投球内容などに多くの課題を残します。大学に進んで野球を続けるということで、4年後のドラフト候補として更なる成長を期待してみたい一人。特にボールの勢い・力は確かなので、リリーフでならば早くから登板機会があるかもしれません。期待して、見守りたいと思います。
更新日時:2013.02.12

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