柳沢 潤也選手 (健大高崎)

柳沢 潤也

球歴:健大高崎

都道府県:群馬

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:178.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 健大高崎は6試合で28盗塁。バッテリーの技術力が低い高校生とはいえ、この盗塁数は凄い。その俊足集団の健大高崎において最もセンスを感じさせるのが柳沢 潤也である。緒戦の今治西戦では3打数2安打5打点の活躍を見せた。走攻守三拍子揃った外野手として今後の活躍が期待される。 (打撃) ベースの真ん中に立ち、スタンスはオープンスタンス。グリップの位置は肩の位置に置いて予め右手をグリップ方向に引いて構えている。バランス良く構えることができており、筋の良さを感じる。 投手の足の降ろしに合わせて始動を仕掛けていくスタイル。早めに始動を仕掛け、どんな投手にも素早く対応する狙いが見える。足を大きく上げて「間」を作り、インステップしていく。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引くことができており、グリップが入りすぎることはない。やや後ろに体重がかかった打撃フォームで、体を突っ込まず、手元でボールを払っていくスイングを見せる。ボールを上から叩く感覚で鋭いゴロを飛ばしていく。 踏み込んだ足は踏ん張ることが出来ており、膝の開きも抑えることが出来ている。上半身と下半身のバランスが取れたフォームをしており、軸のブレも少なく、安定した打撃フォームになっている。 (守備・走塁) 塁間タイムは4.10秒前後を計測。地方大会では6試合で5盗塁を決めており、積極的に盗塁を仕掛けていく選手である。ベースランニングも非常に速く、走塁に対する意識は高いので将来的に足を売りにする選手に成長していくだろう。 打球に対する反応は良く、守備範囲も広い。地肩の強さは基準に達しているが、地肩の強さよりも制球を意識した返球する選手ではないだろうか。守備・走塁は高いレベルに到達しており、大学に進めば早くから試合出場機会が見込めるレベルに達している。
更新日時:2011.09.26

将来の可能性

 走攻守にまとまった外野手で、特に走塁のレベルの高さは出色している。強豪大学で続けていける技量に達しており、これほど走れるならば1年生からベンチ入りし、経験を重ねていく姿が容易に想像できる。高いレベルに揉まれながら実力を伸ばしていく素質がある選手であると評価している。 大学球界では俊足巧打の外野手として存在感を示し、いずれはプロ入りが狙える選手に成長することを期待している。
更新日時:2011.09.26

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