北照高等学校 【北海道代表】
北照高等学校北海道2年連続4回目
チーム紹介
北海道大会で史上6校目となる連覇を達成。
河上敬也監督は、現在の2年生が入学する時に、全校生徒の前で「3年生になる春の甲子園で優勝する」と宣言したという。それだけ期待の大きかった選手たちが、逞しく成長して、連覇を勝ち取った。
チーム打率は3割7分3厘。打線を引っ張るのは3番の吉田雄人。全道大会では打率5割をマークした。バットコントロールが上手いのが特徴で、二死走者なしからでも、この吉田を起点にして得点に結びつける場面が目立った。
この吉田の影響もあり、4番小畑尋規が本塁打1本を含む5打点、5番富田魁仁は打率5割5分6厘で5打点という成績を残した。
下位打線では打撃を生かしてレフトに澤田拓海を起用。試合終盤に、守備の上手い後藤望を使うことが多かった。
全道大会では一塁ベースコーチに背番号16の筒井敦己、三塁ベースコーチに背番号15の後藤望が務めていた。
守備はセンターラインを中心に堅く、全道4試合で失策はわずか2だった。
投手紹介
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旧チームからエースを務める左腕の大串和弥が絶対的な柱。全道大会では4試合中、3試合で先発。26イニングを投げて防御率2.77。準決勝で右肘に四球を受け、内出血が残る中で、決勝は気合いのピッチングを見せた。
被安打率は8.31と昨年の同大会に比べてやや打たれたが、一塁牽制で五度刺した。本人も、「ランナーの動きを察知できる」と一塁牽制には自信を持つ。その反面で、二塁や三塁に走者を背負った時が課題として残った。スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、シンカーと多彩な球種は変わらず、クレバーな投球術で相手打線を抑える。
背番号17の2年生右腕・村上海斗は、初戦から3試合連続でリリーフ。神宮ではより一層、経験を積ませることが予想される。
また、背番号18の齋藤綱記は、準々決勝の札幌開成戦で先発した将来が楽しみな左腕だ。
公式戦8勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
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小樽支部 | 1回戦 | ○ | 26-0 | 真狩・余市紅志・小樽明峰 |
2回戦 | ○ | 10-1 | 小樽潮陵 | |
準決勝 | ○ | 16-0 | 寿都・蘭越 | |
代表決定戦 | ○ | 7-1 | 倶知安農 | |
北海道大会 | 2回戦 | ○ | 5-3 | 札幌日大 |
準々決勝 | ○ | 8-0 | 札幌開成 | |
準決勝 | ○ | 7-5 | 遠軽 | |
決勝 | ○ | 7-5 | 駒大苫小牧 |
北海道大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 大串 和弥 | 2 | 173 | 70 | |
2 | 小畑 尋規 | 2 | 180 | 80 | |
3 | 土門 愛大 | 1 | 180 | 81 | |
4 | 五十嵐 竜太郎 | 2 | 168 | 61 | |
5 | 西谷 圭祐 | 2 | 177 | 74 | |
6 | 富田 魁仁 | 2 | 177 | 66 | |
7 | 澤田 拓海 | 2 | 175 | 69 | |
8 | ◎ | 吉田 雄人 | 2 | 177 | 73 |
9 | 高山 大輔 | 2 | 168 | 63 | |
10 | 山田 宏夢 | 1 | 178 | 67 | |
11 | 岡本 飛雅 | 1 | 168 | 63 | |
12 | 軸丸 翔斗 | 1 | 166 | 71 | |
13 | 金子 裕生 | 1 | 171 | 68 | |
14 | 能登 崇 | 1 | 167 | 72 | |
15 | 後藤 望 | 2 | 171 | 69 | |
16 | 筒井 敦己 | 2 | 174 | 75 | |
17 | 村上 海斗 | 2 | 187 | 82 | |
18 | 齋藤 綱記 | 1 | 178 | 70 |
記録員 | 新山 敦也 |
監督 | 河上 敬也 |
部長 | 小玉 智 |
■高校別データ:北照
文:松倉雄太